2016・7・12 シャリバテ克服 (赤城山・黒檜山へ) | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

12日の真夏日
赤城山の黒檜山へシャリバテ検証登山で登って来ました。

 

理由は 2016・7・4 赤城山でシャリバテ?で大変な思いで登られた
Hさんが対象でした。

当日のHさんは・・・、
下山後の夜は、悲しくて中々寝ることが出来なかったとのことでした。
自分の体は登山に向いていないのかも知れない。
もう登山は諦めなければならないのか。


そんなお話をお聞きし、検証することとなりました。
因みに・・・
11日に掛りつけの医師へHさんは診察され、
貧血等問題なしとの結果を受け取ったということです。



今回の朝食時間と朝食内容は7月4日と同じ様にお願いしました。
朝食は6時トースト、ハム、野菜等とのことです。
Hさんは現代的なお食事のようです。
私は納豆、豆腐の味噌汁、卵、キュウリ・・・のような食時でした。

車の中でHさんは・・・
コンビニのおにぎりよりも小さいおにぎり2個食べ始めました。

                          (9:30)
私が足りますか?と言うと・・・
栄養補助ゼリーも食べたようです。
シャリバテのシャリを補給し後は行動のみです。


半分不安  今回も大変なつらい登山となるのかしら
半分期待  あの日はシャリバテに間違いない、今日は大丈夫!
しかし、

過去2階、黒檜山で辛い思い出がありますのでトラウマ状態?


この登山口を見たHさんは、ちょこっと不安な表情も伺えました。

予定通り登山開始となりました。(10:45)
おにぎりを食べてから1時間15分後に登山開始ですね。
時間的には良い頃でしょう。

おにぎりが消化され、既に吸収が始まっている頃です。

今回はHさんに先を歩いて貰い、
私は・・・
・歩幅が大きいですよ!
・早すぎますよ!
・立木も掴んで!
・道幅を有効に使いましょう。
そんな指導的にくどいほどアドバイスをしながら

後ろを着いて登りました。

Hさんはいつの間にか速足になり、呼吸も荒くなりますね!
いつも私の後ろを歩いていたのですから、
速度調整も慣れていないのかも知れません。

歩き始めから急登で大きな石の道です。
汗がジワジワ出てますが滴るほどでもありません。

猫岩が近くなってきました。

そして、猫岩の表示です。(11:12)

スタートから27分経過です。
ゆっくり登りましたから良いペースです。

前回はこの辺りに着く頃は、

遅れが目立ち呼吸も荒い感じが始まってました。


今回は・・・
「おかしい!」
「まるで、私の体ではないみたい!」  とのことです。


まだまだ、休憩はしないで歩きます。
少し体を休める平たんな道もありますが、大きな石が続きます。

しかし大変な思いで登った前回と体調が明らかに違うことを
嬉しそうに、何度も何度も話されてました。


そして前回は、
へとへとになって到着した富士山が見える場所へ到着です。

                             (11:42)

ここまで約1時間です。


今回は別人のようです。

9時半に食べたおにぎりが、
エネルギーとなって燃えているのですね~!
体調が良さそうなので、休憩せずに続行です。

・・・

時折呼吸が荒くなりますので、速度を下げるように伝えながら・・・
登ります。

こんな道が続きます。 歩きにくい道です。

そしたら、休憩している人が居まして、
Hさんは声も軽やかに 「こんにちは~。」と声掛けでした。
後を歩いていたので分かりませんでしたが、きっと笑顔一杯だったと思います。

そうやって黒檜山の稜線分岐へと到着出来ました。

山頂到着しました。(12:31)


開始から到着まで1時間46分です。
一応、コースタイムは1時間35分となってます。
1度も小休止しないで登って来ました。
(水分補給は足を止めて3~4回実施しました。)

 

Hさんは・・・
「不安と期待とが混じりながら登り始めましたが、

来て良かった~!嬉しい~!」
「これでまた山を登れる!」

デザートのキウイフルーツを食べながら喜んでました。

 

良かった 良かった!
Hさんのシャリバテ克服は見事成功。
検証登山も結果がはっきりして良かったです。

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「12時だから昼飯にしよう。」
普段の生活では、食べたくないが、時間だから飯にしよう的な
食事もありますが、
登山では大切なエネルギー源はキチット計算して食べることも
登山技術の一つですね。

 

山頂は、
次から次へとハイカ―さん達が入れ代わり立ち代わり、
嬉しそうに記念写真を撮られていました。


いつもの黒檜山山頂でした。