2016・4・15 中仙道・碓氷峠越え (後半) | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

右を見たり谷を覗き込んだりして平坦な道を進むと・・・

なるほど・・・
尾根の両サイドを削って細くして応戦に備えてのですね。
1590年ですから、今から426年も前のことです。
そんな地形が今の残っています。

時間の経過を考えると、
少々信じがたいですが、両サイドが削られて細くなってます。
戦国時代の面影を感じます。
私もその道を通過しました。


そしてまた看板です。



暫く登ると・・・

この辺は、歩きやすい道です。

そしてこんなエリアになりました。

そして中仙道の道はこんな形状にもなってます。
こんな道なら、道迷いはないでしょう。

きっと登山道と同じ様に
人が歩き、道が出来、
そこに雨氷が流れ、
長い年月によりこんなに深くなったのでしょうね。


そろそろ一息入れたいと思っていると、

右手に鼻曲山が見えて来ました。
もう私の目線より少し高い位くらいになってます。
峠はもうすぐかな?

平坦な道を進むと、
山中茶屋跡という場所に来ました。

13軒も茶屋があったとのことです。
当時の賑わいがいかなるものか想像できるようです。

周囲を見渡すとあと3kmという表示があり、
それを見た私の気持ちも緩んでしまい、
小休止です。

やはり良い所に茶屋はあったんですね~。
ポットのお湯でうす~いコーヒーを作って休憩です。
もちろん、エネルギー補給も菓子パンで。

この辺は道路造成の跡もあります。
こんな擁壁があり、地盤から1mも高い位置となってます。

やっぱり、雨水で土が流されたのでしょう。

右は側溝で左は擁壁です。
造成した当時の路面の高さが見えるようですね。

やはり、
えぐられた中山道の道は雨水による浸食の可能性は高いですね。


味気ないコーヒーは取りやめにして
最近smさんから教わった「ブレンディ ティ スティック」のレモンティと交換です。
酸味と甘さで疲れた体に染み渡る感じが何とも言えないです。

足元のヘビイチゴが綺麗でした。

マムシグサやヘビイチゴという名前、
なんと可哀そうな名前ですね~。
殆んどの人がそう思っているのじゃないでしょうか。
偉い学者さんがもし見ていたら改名をお願いしたいですね。
となると・・・
名前は・・・
それは和風の名前が良いと思います。
さてさて・・・この辺で出発しないといけません。


ふと上を見ると

廃屋です。

そしてネットで良く紹介されているバスの廃車したもの。

昭和の時代を感じます。

今日は戦国時代や江戸時代、そして昭和と触れ合う中仙道です。
我ながら歴史を語る1日です。


造成された道と別れると

なるほどね~!
人も辛いですが、馬も辛い道ですね!

そして登りです。
あの尾根を登ったら、終わり?
そんな思いです。

そして
道標です。

左の谷にはワサビ田も見えました。

そしてついに峠越え終了です。
人家が見えました~。


雲の神社です。

力餅を売っている茶屋です。
長い歴史があるお店なんでしょうね。
庭の赤線は県境とのこと、右が信州、左が群馬県、いや上州です。

バス停もありますが、今日は15日でした。
残念!
観光会館は旧軽井沢の歩行者専用道路沿いにあります。

そして長い長い道を軽井沢駅まで歩いて来ました。

時刻表を見ると2時間近くバス待ちです。
5分差でした。
参った参った!
でも最後のバスに乗れそうなので良かったです。


ザックのオレンジを食べたり、コーヒーを飲んだりしても時間が有り余ってます。
午後4時も過ぎて少々風も冷たく感じダウン着用です。

ちなみに軽井沢から高速バスがあり、
池袋まで片道2600円
横浜駅じゃなくて新横浜駅ですから少々離れますが片道3600円です。


6時のバスに乗って碓氷バイパス(旧道は1日1本です。)を横川駅まで行き、
暗い道を坂本宿まで歩いて戻って来ました。
パトカーが巡視してまして、スピードを落として職質されそうでしたが、
ザック背負って登山靴だったので安心したのでしょうね!パスでした。


今回バスの時刻勘違いが無ければ順調な碓氷峠越えでした。
峠途中の解説版は全てアップし切れないため、
半分以下の紹介とさせて頂きました。

2回15分位の休憩を入れて3時間半掛りました。

まだまだこの時期の軽井沢は春先と言った気候でしたね。
平日でしたが下りのコースを歩く人と計3パーティで、
登りは私だけでした。

でも色々解説表示も沢山あり、色々と歴史を感じる山旅、峠みちでした。
良かったです。
おススメです。

※バスの時刻とルートは事前に確認すると良いです。
タクシーは4人乗りが多いですね。

いつも長いブログでスミマセン!