2016・2・28 日光白根山 リベンジ | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

誰もが縁のない山や敗退した山が有るかと思います。
私達は3年前の2月11日に山頂直下まで登り、吹雪に近いような天候の中下山して来たことが有りました。1人の参加者の装備不十分による凍傷危険ありと判断したためでした。
我々5人は全員一致で下山と決めて引き揚げてきたことが有りました。
そんな3年前のリベンジで当時のメンバー3人と新たなメンバー6人とで登って来ました。


9時に丸沼スキー場へ予定通り到着しましたが、
切符売り場、ロープウエイ渋滞で山頂駅に着いたのは10時半でした。

「そうか、今日は日曜日で混雑すること予想してなかった。」
「参った 参った!」


時は10時半です。
ロープウエイは午後3時半には終了するとのことです。
再度夏道のコースタイムを確認すると、
登り2時間40分
下り2時間

間に合わないかもしれない!
不安が心を支配していました。


少し急ぎ足で1時間アイゼン無で時間を稼ぎました。
後方を何度も見ましたが、
参加したみんなは十分な足取りです。

そして砂礫帯エリア手前で、
風を読んで目出し帽やオーバー手袋を着用して前進しました。


前方に先行者が見えます。

私達は天候悪化を考慮して、周辺の地形を頭に焼き付けるようにして、
前へ進みます。
コンパスで戻る角度も確認しておきます。
そして赤旗も設置して登りました。

全て退路の確保のためです。
9人の参加者が道に迷ったら大変です。
念には念を・・・。


3年前は吹雪の様な天候の中、
この辺りで止む無く引き上げてきた場所です。

今日は快晴で空は真っ青
毎秒4~5m位の風は吹いていました。
寒いけれど暑い。
顔は冷たい風が時折吹き辺り寒いけれど、
背中は汗ばんでます。

我慢して一歩一歩足をまえに出します。

みんなは元気に登って来ています。
時計を見ると丁度2時間が経過する頃です。
時間を稼ぎましたから山頂で小休止はゆっくり出来ます。

「良かった~。間に合った!」


写真の上に見える道しるべは幸運の道しるべに見えて来ました。
・・・少々大袈裟ですかね!

凍りついた神社を通り過ぎると山頂が見えました。

もう少しです。
吸い寄せられるように近づいています。

この火口跡を下って再度登れば山頂です。

いいもんですね~!
みんなもウキウキしていることと思います。
今日は大げさにバンザ~イが出来る。
多人数でするバンザイは最高だ。

・・・・。

着いた~。
          やった~。         

時間を確認すると余裕を持って山頂を味わえます。
呼吸が落ち着いた頃、
風を避けて、いつもの甘~い菓子パンを食べました。


9人で味わう山頂はそれぞれ思いは違っても、
スタートから頑張って、
そして共有する山頂での時間です。
味わい深いものが有ります。
みんな嬉しそうです。
良いですね~。
笑顔ばっかりです。

上州武尊や真っ白な至仏山、そして燧岳や男体山が、
山頂を囲んでるように見えました。
群馬の山もいいもんです。

気温マイナス5度
少し寒くなってきましたので、
戻ることにしました。

今日は周辺の山を登っている人も
天気が良くてきっと全員登頂ですね。

凍りついた表面にアイゼンの爪をしっかりと効かせて下ります。

気分は最高!
登頂出来て良かった。



もったいないから、
途中でゆっくり休憩してロープウエイまで戻ろう!


私も今日は本当に楽しみました。
久々のピークハントでした。



やっぱり山っていいですね~!