2016・2・25 桐生・吾妻山から自然観察の森へ | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。


先週の寒い25日は群馬県の西部にもうっすら降雪がありました。
その日に日帰りハイクが予定されてました。
山が見えた時、車の中では・・・
「すごい雪・・・。大丈夫かしら!」と不安そうな声も聞こえました。
「まッ~、行ってみましょう!」

水道山公園駐車場付近は雪はなく、日影部分に本当にうっすらと雪がある程度でした。
哲学の道と名が付いた道を登り始めます。


良い雰囲気の景色が続き、桜も咲いてました。

いい感じです。
花はどの場面でも雰囲気を盛り上げてくれますね。
そしていよいよ登山道です。

平日ですが、この人気はなぜでしょう。

きっと登り1時間という手ごろに足のトレーニングが出来ることでしょうね。
冬でも登れるこんな山が住まいの周辺にあると良いですね。


約1時間ほどで山頂です。



この景色も何度目でしょうか。
冬はこの景色が可愛くて雰囲気も良いですね。

そうこうしていると昼食タイムです。

あちこちテントを張る場所を探して、結局2年前に昼食を食べた場所にしました。

テントの中で冷たい赤城おろしを避けて昼食です。
1時間オーバーで、
煮込みうどんとイチゴ、そしてお菓子などもいただきながら、
楽しい時間が過ぎました。
少々のんびりしすぎました。

テクテクとまた活動開始です。
この辺の丸太の階段は高さが有り下るのには少々辛いものが有ります。
登りも同じです。
小さなピークは、「サイトウ山」 と書いてあります。

記憶では平らな部分もあると思っていましたが、
実際見ろとテントは張れそうにありません。
先程の場所で昼食して良かった!


暫く丸太の階段などの上り下りが有り、左に景色が開けた所では
赤城山が綺麗に見えてました。
そして浅間山や榛名山も!

景色を眺めてすぐ動き始めます。
今日は西高東低の気圧配置で群馬は冷たい北風が吹いてました。


そうすると・・・
手造りのベンチとテーブル。

いい感じです!
せっかくですから、ザックを下ろして一休み。
虫眼鏡で落ち葉や新芽の観察もしました。
でも、寒さには勝てません。
早々に出発です。

寒い風に耐えながら登山道を進みます。
有りました。
分岐です。
此処で鳴神山への縦走路と別れを告げ、
一路、自然観察の森へと曲がります。

ここからは余り整備の進んでない道となります。

急な下りでは雪でスリップしないように歩幅を小さくして下ります。

途中にはイノシシの掘り返した穴があちこちにあります。
冬はイノシシも大変ですよね!

するとこんな光景が有りました。


飛んできた雪が、
松の木の幹によって積雪状況に変化が見えます。
その方向を眺めると、
風の方向は赤城山の方向でなく、尾瀬方面からのようです。
普段、赤城おろしなどと呼んでいても、
今回は尾瀬おろしの風のようです。


「なるほど~。」

面白い発見でした。
そして間もなくこの標識。
「もうすぐ下山で~す!」
「は~い。」

職員の人が居ました。

「野鳥のエサ箱を設置しています。」
「エサ箱が大きいと、ヒヨドリが餌を荒らしてしまいますので、
小さな鳥にしか食べることが出来ない餌箱を作りました。」


・・・ということでした。
羨ましいお仕事ですね~。
私もそんな仕事がしたい気持ちに成りました。

バス停まですぐ近くです。
バス停の周辺で見かけた小さい春です。

小さい秋
小さい秋み~つけたという歌が有りましたが、
小さい春です。

そしてロウバイも・・・。

もう一枚梅です。

北風の日でしたので空は真っ青でした。


遠方から来られた皆様
群馬の冷たい北風はいかがでしたか。
そんな風の日、テントの中で鍋のお昼も良いですね。
そして小さい春。

小さな山の日帰りハイク
こんな1日もいいもんですね!

私も楽しくガイドさせて頂きました。

また群馬の山へお出で下さ~い!


山が取り持つ縁で知り合いになったみな様
山ってやっぱり、良いですね!

今日も1日楽しい日でした。



追 記
自然観察から桐生駅までのバス(おりひめバス)の便は多くないですので、
事前にバス時刻を確認ることとしてください。
バス代金は大人200円です。

桐生駅から15分も歩けば水道山公園駐車場です。