2016・1・9 妙義山 大の字 石門巡り | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。


正月明けの初めてのプラン、テーマを鎖の通過ということで、
大の字周回と石門巡りに行って来ました。

日帰り登山で、大抵鎖やロープは有っても1~2箇所が一般的です。
しかし、
大の字の周回ルートだけでも大小およそ5~6カ所
石門めぐりと天狗のひょうていコースでは少なく見ても8~9箇所あります。
今回は、ここで1日鎖と過ごしてきました。

さすがに、大の字へ登り下りの時は私も不安があり、ロープで確保しました。


「ロープで確保・・・」

みな様へお配りした案内書に
「ロープで確保しますからご安心ください。」と文を締めくくりました。
しかし
受け取った人は・・・
ロープで確保しなければならない所!危ない!危険!やめた方がいい!
そう判断された方もいらっしゃいました。

今回参加された皆様は、その部分へ一歩踏み込んで参加されてくださいました。
理由は・・・目標の山があるのですね。


鎖場のある岩場を前にして・・・
一般的に登山道は山頂へ到達するため、山の弱点に敷かれています。
登山道にある岩場も人が登る弱点があります。


あそこへ行ったら、右から左に登って、あの木まで到達して、後は簡単!
そんなことを岩登りではルートファインディングと言い、
岩場の鎖を前にしたら、そんなことも考えると良いです。

そして足を動かす前に次に足を置く場所を決めてから動かしましょう。
しかし、ここは足を乗せる岩に足場が切ってあります。
それでも、下りは確実に確認してから下りてください。

自分達が登った大の字の岩頭が見えて・・・

「あそこに行ってきたのですね。  ・・・。」

嬉しそうな言葉が出てました。
山から下りて来て、登った山を見た時は、
皆気持ちは同じですね。


お昼は・・・

駐車場の端っこで鍋を囲んで正月らしく、
温かいお雑煮をゆっくり楽しんだ昼食・・・
誰でも笑顔になりますよね。
風が無かったので、防風対策で持参したテントは使わず仕舞でした。

黒猫のくろちゃんに鳥モモをおすそ分けでした。
前足をちゃんと揃えて行儀いいですね!



午後は移動して石門巡りです。

雲一つない冬ばれです。


いつ見ても格好いい、金鶏山の筆頭岩です。
槍と小槍に似てますね。


第一石門は大きさに圧倒されます。
家族連れのみなさんが下りて来ました。


シートベント結びとカラビナを活用して鎖を下りて来ます。
安全第一です。


「足を置く場所を決めてから足を動かしてくださ~い。」

「了解しました!」

「そこで、一時停止の練習もお願いします。」

カラビナを鎖や、鎖の所々にある鉄杭の輪にカシャリと掛けて、
体重を掛ける練習も完璧です。
鎖場で渋滞して居たら、こんなことをすれば一安心ですね。


石門広場から見る大砲岩は定番の撮影スポットです。


「大砲岩付近まで行きましょう。」
「・・・。」

白雲山や金洞山の荒々しい山々を眺めて、何を想っているのでしょうか。


足元にはこんな景色です。




・・・ということで、妙義山の鎖めぐり、
妙義山は鎖パラダイス、

ちょっととスリルがあって、楽しかった今年初めての山行でした。


帰りの車中で前腕の筋肉について、疲労感をお聞きしました。
「全然大丈夫ですヨ!」

そうです。
体を支えるだけの力で鎖を保持すること、
そんなことの体験学習も出来ました。


一歩一歩練習をすると目標の山が見えて来るようです。
今年も頑張りましょう!


やっぱり、山は楽しいですね~!

お疲れ様でした!