このところ妙義山へ何度か登りまして。
色んな姿の妙義の魅力がジワジワと伝わって来ていました。
今回は登山地図には記載の無い尾根(バリエーションルート)を楽しんで来ました。
冬の低山の日帰り尾根登山といった楽しみでしょうか。
表妙義を登り、帰路高速のIC近くで西に見える岩山です。
登りたい気持ちが、グッと湧きあがって来そうな岩稜とピークです。

地図には尾根の名前など特に記載は有りません。
沢と尾根の重なり具合、分かる沢から何番目の尾根。
「この辺から入ろうか・・・。」 という具合です。
ネットでも簡単に事前調査は少ししてあります。
少しというのは事細かく調べてしまうと・・・
人の後を追うような登山となってしまいます。
・・・大分前置きが長く成ってしまいました。
椎茸の生産工場付近の路肩空白部分に駐車し、林道を少し登ります。
すぐ林道から離れて・・・見当をつけて尾根に登り上げます。
暫く杉林の尾根を登ります。 特にヤブコギするような場所もありません。
快適です。
更に尾根を詰めると、大きな岩が出て来ます。
いよいよです。
面白い岩が沢山です。
周囲は岩が多くなり、自分達は山頂付近に居ることが確認できるような場所です。
行く手を遮った岩壁を左へ巻くように進みます。
落ち葉で埋め尽くされた沢の上部です。
知り合いの人の表現では・・・「落ち葉のラッセル」、
そんな表現が似合うエリアです。
古い赤テープに導かれるように登ると、
何とか登れそうな
壁というより土手と言った表現が近い10m程の場所を登りましたが、
涸れた草や立木、そしてツツジの株などを根を掴んで登り、
バイル持参が良かったかナ、と思う、しょっぱい場所でした。
今思うと此処が一番の核心部でした。
あれこれ、右往左往する場所もありましたね。
しかし、それもこのような山の楽しさの1つです。
顕著なコルへ到着して小休止です。
コル左が妙義富士のピークです。
登ること出来ないことも無いでしょうが、
全くのクライミングの世界です。
無理しないで先へ進むことにしました。
休憩していると、時折す~っと風が吹き師走が思い起こされました。
私達は先へ移動です。
下の写真、沢の詰まりで良く出くわす岩壁、ここはネットで見ていた風景で、
迂回します。
そして、登り上げると・・・
再度出くわしたコルです。
左の20mほどの岩峰を登ることにしました。
一応ロープをつけて登りましたが、岩頭には立てり状況では無い所です。
これから登るP2です。
正面の岩稜を登ります。
振り返った妙義富士です。
格好良いですね~!
ということで先へ急ぎます。
P2は安全のためロープを使用しました。
上と下の写真は、P2からの妙義富士です。
下の写真は同じものを拡大しました。
妙義富士は帰りにゆっくりのぼりましょう。
・・・!
そして妙義富士山頂です。
上の写真は私です。
写真上は、妙義富士ピークからのP2。
奥に相馬岳北陵のはさみ岩が小さく見えてます。
丁須の頭。
・・・
上信越道と国道18号です。
・・・・ということで、日帰りの妙義富士でした。
下山時に、色々問答をしながら下りましたが、
単純に尾根の登り下りという気楽な気分で登って来たため、
下山時に記憶の曖昧なことを再確認し、
・・・反省してます。
今年の最後は・・・
楽しい日帰りの妙義山、妙義富士となりました。
色んな山のスタイルが有りますが、
山ってやっぱり良いですね~