登山靴の手入れ | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

先日の登山でお客様から、関西に居る有名な登山家の方についての話をお聞きしました。
登山家の方は・・・

「帰宅して最初にすることは登山靴の手入れ。」

・・・というお話でした。

このことを思い出して今日は靴の手入れをしました。

その前に・・・
今年の夏も後半は雨が多くて泣かされました。
私の靴は昨年秋購入しましたが、1日雨登山の中では、靴の中が浸みて来てしまいます。
購入した用品店へ相談すると検査して水の浸透が有ると交換してくれるそうです。
靴メーカでなくゴアテックス社が保証する範囲内であれば交換してくれるそうです。
購入後1~2年なのでしょうね。
私は仕事柄、中々購入店に相談せずいます。

そして夏に防水対策で靴クリームとはっ水スプレーを塗布しましたが、その後は長雨登山となっていませんので効果は確認できていません。
そして今回の話をお聞きして2度目の靴の手入れと成りました。
前置きが長くなり申し訳ありません。

まずは束子で泥やごみを洗い落としまして日陰で乾燥です。

少し大きめの靴を購入しまして、運動靴の中敷を活用して2枚使用してます。


左の中敷に穴が空いているのは昨年親指の付け根が痛くなり診察したところ種子骨が炎症しているとのことでした。
そのためその部分への負担を少しでも和らげるように医師へ相談して自分で穴を空けて使用してます。今のところ効果が有ったようです。
(写真は文章を分かり易くするため、ネットから配色したものに文字と矢印を加えました。)

・・・・またまた余談に成りました。

乾燥が終了したら、革はもちろんテキスタイル部分にもこってりとクリームの塗布です。
テキスタイル部分に塗ることは・・・
ゴアテックスの持つ透湿性の低下に成るのかなとも思いますが、防水優先と考えて塗りました。  特に縫い目の部分に多めに塗り込みようにしました。

クリームの塗ってある部分はあめ色になり艶も出ています。
足首部分には塗りません。
なんだか塗ると革が柔らかくなるような気がします。
足首部分は固い方が、下山時にしっかり足首をサポートしてくれるかと思ってのことです。


日影にて再度乾燥し、次はヒモ通しです。

順番につま先からひもを通します。
フックの手前でダブルで通してます。
理由は靴ひもが余っての調整と2重にすることで甲部分から先のひも締めを固定できるかなと思ってのことです。
以前履いていた冬靴のプラチックブーツではその部分を固く縛ってしまってました。
つま先部分の調整不要とするためです。

これで最後にスプレーを2~3回時間を置いて吹き付けて終了です。
写真左はクリーム、 右がスプレーです。

ここで良く説明していますので、興味のある方は参考にしてください。

http://takadaboueki.com/collonil.html

一般のクリームを一度使用しましたが、標高が高い稜線で使用したところ、気温も低いためクリームが固くなりボロボロと剥がれ落ちて来ました。
登山靴のためのクリームがやはり良いですね。