誰でも縁がなかった山というものは有るかと思います。
お客様が長年登る機会が無かった山へ、ガイド仕事で登って来ました。
心配した熊や雪渓もクリアーして山小屋の赤い屋根が見えた時はホッとする思いでした。
今日の行程は小屋へ到着するだけですから、ゆっくり登り、スタートから7時間程度で小屋へ到着出来ました。
夕食後は、外で他のお客さんと山談義したり、夕日を見たりして、登山者にとって大切な、思い出を刻みたいような時間ですね。
皆さんは、いったいどんな思いで眺めていたのでしょうか。
日本海に沈む夕日は、時間が2倍にも3倍にも遅く感じるようにゆっくり流れていました。
黄金色からオレンジに移り変わって行く様は・・・
私が文学的な人間でしたら、何という文章になったでしょうか。
残念ながら文才が無い私には写真を見て頂くしかありません。
そして、明日の天気を期待させるような最後でした。
夜半には風が強く、少々心配しましたが、・・・快晴となりました。
昨年は雨続きでことごとく中止になり、2年越しの山頂でした。
幾つも周囲に見える山は登っていらっしゃり、五竜は縁遠かったということでした。
私も360度展望出来た天気で、本当に良かったと思っています。
小屋で軽い食事を取り、名残り惜しい思いで小屋を後にしました。
長く遠い山でした。
山では過去の山の色んな出来事など話して頂きました。
アコンカグアまで登られたということでした。
そのお話は・・・
熱き情熱、憧れ、そのような言葉がぴったりでした。
お疲れ様でした。
今頃は部屋でくつろいでいらっしゃることと思います。
お世話になりました~。