天気予報では、午前中は晴れ間があるということに期待しての決定としました。
岩場の歩き方、鎖場の通過方法というテーマでの第2弾の山行です。
麓に着くと雨曇り、今にも雨が・・・。
(岩も滑りやすく成っている・・・。)
此処は岩山です。
登山道は沢の中に作られています。
杉や雑木林の道、枯葉が重なり合った落ち葉の下の小石、若干湿気を帯びた岩と鎖、危険は沢山潜んでます。
しかし、立ち木や木の根そして熊笹などあるものを活用して、一歩一歩登って行けます。
50分も登るとコルに出て一休み。
雨具を着てますので、背中は汗びっしょり。
此処から危険地帯へ入りますので、小休止とエネルギー補給をします。
思い思いのお菓子や着類の調整をして、準備万端です。
次は泥の急な斜面です。
でも、大きな木が根っこを網の様に張り巡らせて、手で掴むホールドは沢山あって安心・安心!
「木の根などを掴んで登りましょう。」
「は~い。」
「根っこが有るので助かりますね。」
岩を回り込むと、最初の難関の「天狗の架け橋」です。
10m程度の石門状の上が登山道になっています。
幅は50cm~1mくらいです。
ロープを渡して安全確保、1人づつ交代で通過して行きます。
「向こう側についたら、安全な場所で木を掴んで、そのまま動かないでください。」
返事がありません。
緊張しているのですね!
でも、最初にクリアーした方はこちらを向いて、ニコニコしています。
そしてすぐ先は傾斜40度くらいの岩の鎖場です。
「私がokと言ったら登って来てください。」
「足を置く場所を決めてから、足を動かしてください。」
みんな、何だかニコニコしながら登って来ました。
(嬉しそうにアスレチック気分なんでしょうか!)
そして次は大きな岩屋とその先の穴が登山道になっています。
下を見下ろすとはこんな場所です。
岩屋に入って・・・
「ここは修行僧が似合いそうですね。」
「次は白い衣装で座禅ですね。」
そんなやり取りの後は穴をくぐります。
そして次はすり鉢状の岩と鎖。
正面は足を乗せるスタンスが無さそうです。
良く見ると右側に岩を削って足乗せ場が作ってあります。
「こんな場所は岩をよ~く観察しましょう。」
「は~い。」
「頂上はもう少しです。」
頑張って通過して頂上下の岩場まで来ました。
ロープを結んで滑らないように登りました。
頂上では満足そうな面持ち!
狭い岩の頂上です。
あれ~、いつの間にかそんな所に・・・。
カシャリと撮影です。
少し休んで下り始めようとしたら、霧の向こうで人の声がします。
山で人の声がすると少し嬉しくなります。
若い人たちはロープなしでどんどん登って来ました。
「山は登り優先です。待ちましょう。」
3人の皆さんは頂上到達でみんな嬉しそうです。
やっぱり、頂上って良いですよね。
こんな場所を通過してきました。
そして沢沿いの下山では・・・(沢と言っても地形が沢で水流はありませんでした。)
「コンコンコン・コンコンコン」・・・とキツツキが穴を空けている音。
良く見ると影がせわしなく動いています。
「良いもの見物させて頂きました。」
山では時々こんなお白いものが見られます。
そして両サイドから岩が迫っているゴルジュも通過です。
岩が濡れてましたので慎重に下りました。
ふと、後ろを振り返ると岩の穴です。
そしてジグザグの登山道を下山してきました。
時々雨に降られながらも、様々な経験を積まれたと思います。
また色んな課題も出来たのではないでしょうか。
登って来た山はこんな景色でした。
お疲れ様でした。
私も頑張ります。
やっぱり、山って良いですね~!