恵那山(日本100名山)その1 | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

岐阜県と長野県の県境にある日本百名山の恵那山へお客様と登って来ました。

11月も中旬、寒い時期の標高2190mへの登山のため、私もお客様も安心して登れるよう、厳冬期も野営可能なシュラフ、簡易テント、コンロセット、そして2日分の食事などのビバーク用品を準備しての登山としました。5時起床、宿を6時出発です。



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(奥に見える沢に丸太の橋が架かっています。)



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(朝一番で湿気が凍り付いてこんな氷の花のように成っていました。)

駐車場の周辺はカラマツの葉はすっかり落ち、遠くには頂上も見通せるように成っていました。

登山届をボックスに入れ、いざ登山開始です。

丸太の橋を渡り、急登がしばらく続きます。

冬場のカラマツの林はまっすぐ伸びた幹がはっきり見えて、これを見ると「いよいよ、冬だなぁ。」とそんな思いがします。


登山道の両側には、背の高い熊笹が生えていますので、冷たい風も少し弱く感じました。30分も登ると体も温まり背中は若干汗が滲んできます。

そこで、衣服の調整のため小休止で呼吸も整えます。




足元には、落ち葉を持ち上げた霜柱があちこちにあります。登るにつれ長くなり、1時間も登った辺りは4~5センチとなっていました。

昨夜は大分冷え込んだようでした。

この辺で、薄手の手袋では限界となり、オーバー手袋を重ねて寒さ対策をします。

お客様のSUZUさんは、まだ薄手のウールの手袋で平気のようです。



杉林から雑木林そしてシラビソがポツポツ見え始めた頃、

展望が開けた尾根道となり、足を止めると、目の前に低山の山々が見事に重なっていました。

そして、その先に南アルプスが真っ白に輝いています。


「うゎ~、すごい景色です。」

「今日は天気が良くて良かった~。」


今回の登山では、天候を考慮して2回延期をしました。予想通りの天気でした。

真っ白な峰々は北岳を筆頭に白峰三山、塩見岳、そして聖岳から上河内岳など、はっきりと見ることが出来ました。


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(白峰三山と右が塩見岳です。真っ白ですね。)



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(白い聖岳とその右が上河内岳です。)


SUZUさんと辛くて楽しい夏の思い出話花が咲き、そこで食事休憩となり、お茶やパンなども一つ二つ食べてエネルギー補給です。

日差しは温かく、冷たい風は熊笹が遮ってくれています。


楽しい話はつい長く成ってしまします。



(その2へ続きます・・・)



また一歩一歩とゆっくりと歩き始めます。