ARAYA   Muddy Fox   1989  OLD MTB

   


470のフレームがオークションに出品されていたので落札(自分ひとりの入札のみ)


大人の鉄モデル作りが始まる


数日後 フレームが届く

ドデかいダンボールが届く


箱の中は

ARAYA Muddy Fox 1989   ct470

大きなダメージなし 程よいエイジング



ヘッドパーツとブレーキワイヤーアウター受けがついてる

シートポストやBBの固着の心配がないのでよかった


ラグ周りやヘッドはサビが出ている



塗装に多少のダメージはあるけどとデカールもほぼ残っていて表面全体の評価としては良い

BBとヘッド付近のサビもない

ただし

溶接熱逃しの穴からフレーム内部を見ると赤サビが見える処置が必要


控えめなガンメタルっぽいブラックメタルカラーもお気に入りのフレーム


フレームペイントはまたいつかのお楽しみに

今回は研磨と錆び取りをすることに



470サイズのフレーム

フリマサイトでOLD MTBで検索するもほぼ420サイズ


420の適応身長が150〜175cmあたりと表記174cmの自分には少し小さすぎる

何よりクロモリフレーム、OLD MTB、ビンテージサイクルなどのイメージはフレームが少し大きいくらいが良い


フレームが小さくてシートポストがのびのび出ているのは自分的に好みでない

売られている古いシートポストも大体短い


フレームカラーも当時物は派手で

地味な自分には技術的ではなくなんとなく乗りこなせない

多分乗ると子どもの自転車にまたがる大人に見られる笑


MF26EXP-G のステッカー

チェーンステーにブレーキ台座

リヤブレーキはUブレーキ仕様

Uブレーキも探さないと



MF26EXP-G 

ってどんなモデルだったのだろう

アラヤのHPから当時のカタログで探してみてた


アラヤ公式サイト の「製品情報」セクションから、過去の製品カタログを含むPDFデータがダウンロード可能です


ARAYA1989年のカタログから


1989 ARAYA Muddy Fox MF26EXP-G 


カタログから フレームカラーはカーボンブラック



いかにもオールドスクール MTBな感じ
パーツはDEORE Ⅱで構成

さて
どんな感じに仕上げるか
OLD MTB で画像検索して
完成イメージを考える

現行パーツを組み込むとか1×12とか
オールドパーツを集め当時の姿を復元するとか


愛車の初代MTBがDEORE LX だったので
古いLXのパーツを集めてみようと決めた

フレームが80年代末
3×7の時代 の550番台とかが合う
リヤブレーキもUブレーキ

と言っても手持ちのパーツがもう残っていない

パーツ集めが始まる
できるだけ未使用品を探してみる


↓M560シリーズ初代


90年代のLX といえばブラック

この辺りに目が行く

細い黒ハブがカッコ良い


↓M563シリーズ

560番台でマイナーチェンジが繰り返される

シフターにギアメモリが付く

ハブが太くなる


↓M565 569 シリーズ

3×8に

IG規格かなこれ

クランクは4アームと2つのデザインで太くなる、Vブレーキの登場


↓M570シリーズ

3×9

 このコンポにイーストンアルミフレーム、ロックショックジュディ,TranzXハンドル、マビックホイールのハードテイルも乗っていました


XTも良いけど

LXブラックの560前半でまとめよう思う

パーツを集めるのと同時作業でフレームの手入れをしていく

遠くから見るとキレイな感じなのだか

フレームの傷はまぁまぁある

凹みや歪みはないのでよかった




総合的に見るとダメージは少ない 

デカールもほぼ残っているし

試しにコンパウンドで軽く磨けば光沢もでた


ヘッドの分解と清掃

ヘッドはグリスがギドギドだが中の状態は良い 

 とりあえず取れるとこは外して清掃

ヘッドも交換しても良いけど

ベアリングとか内部はグリスを取り除くとかなり状態が良い

サビを取りブラックでリペイント


フォーク

まずはサビ取り

ネジザウルスの登場


サビた部分にかけると化学反応を起こして紫色の泡


次は

フレーム内部のサビの処置

溶接の放熱穴を除くと赤サビがすごい笑


内部のサビは届かないので

サンドをかけたり取り除くことは不可能


サビ転換剤のサビキラーの登場


赤サビを黒サビに転換させ

これ以上の赤サビの進行を止める

完璧には無理だろうけど何もしないよりは良いかと思う

溶接の際の放熱口から薬剤を噴射

転換剤フレームをしばらくゴロゴロ

確かに表面にあった赤サビ黒くなっている

午後までしばらく乾燥


サビキラーをした内部は黒サビになり

ある程度は落ち着いたと願いたい



防錆スプレー RS-930

コーティング ショールーム


次は

さらなるサビ防止対策とフレームのコーティングの作業を始める


まずは水置換防錆スプレー RS-930

フレームとフォークの内側に噴射


水置換防錆スプレー 

金型表面に付着した水や油汚れの下にもぐり込む強い浸透力で防錆剤の膜を形成し、サビの発生を防ぐ水置換性能がある


これは定期的にした方が良い

またゴロゴロ回転乾燥を繰り返す


次は表面のコーティング

その前にタッチペイント

フレームカラーはカタログから

カーボンブラック


ブラックにシルバーメタルを混ぜたらそれっぽい色になるかな


ちょい黒すぎる

もう少しシルバー混ぜてみよう


似てきたので塗布


光に当たるとタッチの部分がわかるけど

とりあえず錆防止にもなるし上出来


次はコーティング

多分フレームリペイントしたくなるから

簡易的なフォーム材でしばらくは定期的にメンテ


フィニッシュライン ショールーム

吹っかけて20秒ほど待ち拭き取る

どれくらい持つかわからないけど

光沢感が出た 


しばらく乾燥


この辺でフレームの手入れは終わらせる


パーツが届くのが楽しみである