With Leo ~愛犬Leoとの毎日~

With Leo ~愛犬Leoとの毎日~

彼は奥さんの連れ子の10歳の男の子のミニチュアダックス。ミニチュアのくせに中型犬バリの体格と大型犬バリの食欲を誇るシャイな奴。
趣味は散歩と僕の顔と舐める事と寝る事。そんな彼との生活を気ままに描いたブログです。

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大学の友達や横浜に居た時の友達が、僕の事を気にかけて義援金を集めてくれた。なんだか申し訳なかった。
僕も奥さんと一緒に被災地の子供達へクレヨンや塗り絵を集めて送ったり、コンタクトレンズのケア用品を集めて都庁まで持って行ったりしていた。
義援金は友人のアベちゃんが集めてくれた。アベちゃんは集めた義援金の一部を被災地が実家の僕と、同じく相馬で本屋さんが実家のJINに、そして残りの一部で救援物質としての水を買った。
「被災地に行きたい。」
アベちゃんの言葉を受けて僕も被災地に行く事にした。沢山の水を積んだアベちゃんの車には僕達の先輩の南さんが同乗し、僕はその前日から動き出したばかりの飛行機で被災地へ向かう事にした。奥さんとレオが少し不安そうに僕を見送ってくれた。「あなたは行くべき」と奥さんが言ってくれた。
羽田発仙台行 早朝の羽田空港は節電の影響で薄暗かった。空席無し。機内は混み合っていたし、不思議な緊張感に包まれていた。僕は窓際の席だった。真ん中と通路側の席に座る夫婦らしき男女は喪服姿。それ以外にもそんなフシの方を見かけた。いたたまれない気持ちになった。少しでも気持ちを落ち着かせ様とヘッドフォーンから音楽を聴きながら目を閉じてフライトをやり過ごした。少し機内がざわついたの感じ、目を開けた。みんな窓の方に目を向けている。僕もシェードをあげて眼下を眺めた。砂浜だったり道だったであろうと思われる地面が黒い。ヘドロだ、津波にやられたんだ。そう感じた。地平線の果てまで続く海面にもそれが何だったのかはもはや解らないガレキが何十キロも先まで漂っているのが見える。僕は眼下に広がる変わり果てたこの大地に降り立つ事に恐怖を感じた。
高度を下げると空港の敷地が見えて来た、しかしそこには僕が知る仙台空港の面影は無かった。何本かの滑走路が大地にあるだけ、映画なんかで見るアフリカの草原の中の空港の様だった。防風林も周りの建物もみんな津波でなくなったのだろう。ただの更地だった。でも、滑走路の回りには作業服を来て飛行機に手を振るヒトの姿が見える、空港のターミナルビルの近くではがんばろう宮城の横断幕を掲げているヒトの姿が見える。心折れずに立ち続ける姿を見て僕の中の怯えは吹き飛んだ。着陸して飛行機を降りる時にフライトアテンダントのヒトがお気を付けてと言って1人1人と握手をしていた。僕はありがとうございましたと言って機内を後にした。空港のターミナルでは航空会社の係りのヒトが宮城へ来てくれてありがとうと何度も頭を下げていた。みんな涙をぬぐいながら声を張り上げている。たかだか数週間でこの人達とそれ以外の沢山のヒトが力を合わせて飛行機を飛べる状態にしたんだと思うと胸が熱くなった。そしてただ彼等にこうべを垂れて空港を出た。空港の外のターミナルでは兄が待っていてくれていた。



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もう少しで震災から半年だ。
世の中どー代わったんだろ?
レオは相変わらず、おバカ犬で、ありがたい。
これは奥さんが撮ったポラロイド風写真。


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震災の翌日は土曜日だった。朝起きてTVを点けると全部のチャンネルで地震と津波のニュースを伝える番組が続いていた。昨日の夜に燃えていた千葉のコンビナートも気仙沼の街もまだ燃え続けていた。この時点ではまだ本当のダメージの全貌はまだ見えていなかった。あの津波の影響は一体どれほどだったんだろう?福島の映像が流れていた。親友のJINや大学の後輩が何人か住んでいる。唯一JINだけが連絡が取れない。実家の方とも昨晩の電話以降は連絡が取れずにいた。もしかしたら宮城よりも福島や関東の方が被害が大きいのかもしれない。そんな風に考え始めていた。奥さんとレオと朝ごはんを食べた。そのあとのニュースで要約宮城のニュースが流れた。'仙石線が電車こどながされた' '中野小学校の屋上に150人が取り残されている' '荒浜に250人の遺体があがった' '宮城野区のコンビナートが燃えている' どの場所もよく知る場所、海からの距離を考えれば津波が到達するなんて考えられない場所、信じられなかった。パニックになりそうだった。そのニュースの間にも何度か余震があった。その余震の影響を実家も受けてるんじゃ無いかと思って不安で仕方なかった。昨日電話で話したし、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせた。今すぐ現地に行きたい。瓦礫の中から誰かを救いだしたい。だけど何も出来ない。
僕たちは増上寺にお参りに行く事にした。レオも余震が続いて落ち着かない様子だったけどお散歩となると元気一杯だった。その姿を見て僕も奥さんも凄く癒された。増上寺の敷地内はワンちゃん禁止だったので代表して僕がお賽銭を投げに行った。本堂では沢山のお坊さん達が被災地に向けてお経をあげていた。僕も1人でも多くが助かります様にと祈った。奥さんとレオと合流して大門の方へコーヒーを買いに行った。牛丼屋さんや他の飲食店も休んでいた。出歩いてる人も少なくて淋しかった。芝公園でコーヒーを飲みながら日向ぼっこした。東京タワーのてっぺんは曲がっていた。揺れの凄まじさを物語っていた。小高い丘の道を抜けて帰る事にした。坂道には落ち葉が沢山敷き詰められていた。何だか下を向いて歩いていた。そしたらレオが落ち葉の固まりに突っ込んで行った。楽しそうに落ち葉の上を駆け回っている。何時間ブリかで笑った気がした。笑って無くちゃいけないなと思った。レオがそう伝えてくれている様に感じた。
帰ってからお好み焼きをたらふく食べた。レオをお風呂に入れてゴシゴシ洗った。とにかく今やれる事を精一杯やろうと思った。