ペテルギウスの爆発 | MASAのつぶやき

MASAのつぶやき

風に吹かれて根無し草

2020年初めオリオン座のベテルギウスについて、

これまでになく暗くなったため

「超新星爆発」が近いという憶測が飛び交いました。

 

 

2月12日発表の、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構 (カブリ IPMU) などの

研究チームは核融合反応の進み具合を分析した結果、

まだ、ヘリウムを燃やしている膨張の途中で

爆発まではまだ、10万年ほどかかると推定されました。

 

 

また、地球までの距離は直径が想定より小さかったため、

これまで640光年と言われていましたが、530光年のようです。

 

 

残念ながら私たちが生きている間は、この壮大な天体ショーは

観ることはできませんね。

 

 

 

 

 

2016年の10月と11月にオリオン座・ペテルギウスに関する

ブログを書いていましたので、一部編集して再度掲載します。

 

 

 

 

 

2016年10月28日(オリオン座)のブログ

 

オリオン座は冬を代表する星座です。

夜空に三つの並んだ星座とそれを取り囲む台形の四方に

光輝く星を4個見つけることができます。

 

 

 

 

オリオン座はギリシャ神話にでてくる狩人オリオンが

天空に昇った姿です。

 

オリオンは 海の神ポセイドンの血を引いて海の上を歩くことができ、

また、体が大きく力持ちでギリシャ一番の狩人でもありました。

 

しかし、オリオンはその力を自慢し横暴な振る舞いをするようになり、

みかねた女神ヘーラは懲らしめるため足元に大きなサソリを放ち

その毒で亡くなってしまいました。

そのため、オリオンはいまでもサソリが苦手です。

 

 

 

 

 

 

 

オリオン座でひときわ目立つ星が左上の赤い星ベテルギウス

そして、右下は青い星リゲルです。

リゲルはオリオンの左足にあたり、巨人の左足という意味だそうです。

 

赤い星ベテルギウスはオリオンの右肩にあたり、

三つ星はオリオンのベルトの部分にあたります。

 

 

なんと、ベテルギウスは太陽の直径の700倍という巨大な星です。

そして赤く光っている星はそろそろ寿命といわれ、

いつ爆発してもおかしくないそうです。

 

 

ただ、ベテルギウスと地球は640光年も離れており、

もうすでに爆発していても光が届くのに640年かかります。

宇宙の大きさを考えると時間の感覚が図り得ません。

 

 

たまには、夜空を仰いで星を観るのもいいものです。

 

 

 

そして、星に願いを・・・

 

 

 

ビリー・ジョエル   星に願いを

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年11月3日(ペテルギウス)のブログ

 

「オリオン座」の左上にある赤い星ベテルギウス

オリオンの右肩にあたる星です。

 

 

 

 

今、このベテルギウスの寿命が終わり(99.9%)に近づき

超新星爆発を起こすのではないかと言われています。

 

    ※超新星爆発

      巨大な星がその一生を終えるときに起こす大規模な爆発現象 

 

 

 

ベテルギウスは太陽の直径の700倍ありますが、

現在1000倍迄膨張しているそうです。

 

 

矢印が太陽で左上がベテルギウス。

その巨大さが分かります。

 

 

   

 

 

 

1千万年近く輝き続けた赤色巨星ベテルギウスが

まさに死を迎えようとしています。

 

太陽の10倍~20倍の質量をもつベテルギウスが大爆発した場合、

地球と640光年という距離があるにも関わらず、

3ヶ月ほどは月程の明るさを夜空に輝き続けると言われます。

 

夜空に月が2つ見えると言うことになるわけです。

 

 

 

果たして、爆発するのは何時か、と言うことですが。

近いうちにと言っても、宇宙時間の事ですから

数日~数年・数百年の間に、と言うことです。

つまり、はっきりとは分からないらしいです。

 

 

地球とベテルギウスは640光年の距離があるので、

実際、今、夜空に見えるベテルギウスは640年前のもの。

仮に639年前に爆発していれば、来年見れるわけです。

 

 

 

 

「ベテルギウスの最期」という動画がありましたので

添付しておきます。

 

 

 

 

超新星爆発で強力なガンマ線(放射線)が発生します。

このガンマ線が地球に届けばオゾン層を破壊し

人類に多大な影響がでます。

 

しか心配は無さそうです。

640光年と離れている事。

そして、地球はベテルギウスの自転軸から20度の位置にあるため

地球と角度がズレているので影響はないそうです。

 

 

 

数千年に一度と言われる超新星爆発。

その天体ショーを見れる可能性はあるわけです。

 

 

 

宮沢賢治 作詞作曲の名曲  「ほしめぐりの歌」

 

星めぐりの歌     MIGA