先日、飲み友達から"新年会"の連絡がありました。
現在、愛知県は「緊急事態宣言」発令中(1/14~2/7)で
ほとんどの飲食店は時短要請を受け20時で閉店してしまいます。
その為、昼間に飲み会をしようとのことです。
話を聞いてみると、最近は昼飲みが繁盛していて
人気の店は予約が必要のようです。
名古屋の繁華街、栄でよい店を見つけたとのことです。
のん兵衛は夜がだめなら昼間でも飲みに行きたいものです。
これでは人の流れが昼間に変わっただけで
時短要請の効果があるとは思えません。
私には持病があり、特に免疫力が低下しておりコロナに感染すれば
重症化する可能性があります。
名古屋もコロナ感染者数は高止まりで、繁華街を歩いたり、
密になった店内に長時間いることは感染リスクがとても高いと思います。
久しぶりで色々と話す事があり、参加したかったのですが
やむなく欠席としました。
どうも今回の「緊急事態宣言」発令は2回目ということや、コロナ馴れもあり
危機感や緊張感があまり感じません。
報道される医療現場の逼迫状況とは大きなギャップを感じます。
通常国会が召集され、菅首相の施政方針演説がありました。
今までの「新型コロナ対策と経済の両立」との方針から
「感染症対策に全力をつくす」に方針転換となりました。
菅首相肝いりだった「GO TOキャンペーン」が感染拡大の一因に
なったとも言われています。
方針の軸足をやっと「感染対策」に向けられましたね。
そしてコロナワクチン担当に河野太郎氏が主導することになり、
2月末頃から医療従事者や高齢者・基礎疾患のある人から
順次接種を始めるとされています。
しかし、先進7ヶ国G7のなかでは日本の接種が一番遅れており、
すでにアメリカ・イギリス・イタリア・フランス・ドイツ・カナダは接種が
始まっています。
本当に今夏一大イベントのオリンピック開催を考えているのなら、
製薬会社の認可の問題があるにせよ、せめて先進国並みに
昨年から接種を開始してほしかったと思います。
どうしても迅速、スピード感が感じません。
それと今回の「ワクチン」のことですが、素人の私では詳しくは
わかりませんが従来の「生ワクチン」や「不活化ワクチン」などと違い
「遺伝子型ワクチン」とか「新型バイオワクチン」と呼ばれる
新しいワクチンが使われるようです。
※遺伝子型ワクチン
病原体そのものではなく、それと同じ配列のDNAや配列をコピーする
メッセンジャーRNAという遺伝子物質を人工的に合成して使用。
遺伝情報を使うため病原体を培養する時間を必要とせず、
従来型ワクチンに比べ製造が早い。
色々な情報を調べていますと、安全性とワクチン接種できる
国の格差の懸念があると言います。
人間の体内で遺伝子反応を行わせようという、この新技術は
「限られた条件のもと、限られた時間と場所の範囲で行った実験の結果」で
予期しない副反応を起こさないか、という心配があるそうです。
こうした問題は先行して接種しているアメリカやヨーロッパで
一部、副反応が報告されています。
また、国の格差についてもワクチン特許料が払えない国は
接種できないということが起きてしまいます。
日本も参加する「COVAXファシリティ」によって
国際的に公平にワクチンを普及してもらい、世界からコロナの収束を
目指してもらいたいものです。
このコロナの戦いは「終息」を目指すものではなく、
「収束」を目指すという考え方があります。
「終息」とは完全に終わるとの意味で、「収束」はある一定の状態に落ち着く
との意味になります。
ウイルスをせん滅させ「終息」させてしまうと、誰も免疫を持っていない状況と
なってしまい、また、そのウイルスが再び流行した場合、もっとひどい
状況になってしまいます。
「終息」させるより共生していくことが良いとされています。
※収束
人口の一定数が免疫を持った時に迎えるもの。
その一定数は、基本再生産数から考えて6割程度と言われてます。
まだまだ、コロナとの戦いは続きます。
この長期戦は辛抱が必要です。
基本の手洗い・マスク着用・3密回避を徹底しましょう。
「人類が感染症に敗れたことは一度たりともない。
必ず最後は彼らを追いやり、元の生活に戻った。
なぜかというと耐えたからです。
耐えるという精神を皆で共有すること。
大事なのはこれですね」
伊集院 静