ハワイ時間1月17日(水) ハワイ王国転覆125周年の
イベントが行われました。
ハワイ王国は1893年1月17日に実業家グループ等のクーデターによって
滅亡、リリウオカラニ女王を軟禁後暫定政権を樹立しました。
リリウオカラニはハワイ王国第8代の女王で最後の国王でした。
1917年11月11日 79歳で没。
2017年は没後100年でした。
文化・芸術に精通し音楽の作曲は150曲以上。
誰でも知っている名曲「アロハ・オエ」の作詞作曲者です。
オアフ島のイオラニ宮殿では17日(水)、ハワイ王国転覆から
125周年を迎えるにあたり、ネイティブハワイアンの人々による
大規模な記念行事が開催されました。
17日(水)7:00からスタートした記念行事には、
約5,000人のネイティブハワイアンが
ハワイ王朝の霊廟からイオラニ宮殿までの行進のほか、
イオラニ宮殿の敷地内でハワイ王国の旗を掲げる行事、
王国転覆の歴史をたどる「E Ola Na Mele Lahui」など
さまざまなイベントが開催されました。
その後、1898年アメリカはハワイ共和国を併合し自治領ハワイ準州とし、
1959年8月、ハワイはアメリカの50番目の州となりました。
来年2019年は州昇格60周年になります。
尚、ハワイ王国終焉の100周年にあたる1993年には、
当時の米大統領だったクリントン氏がこの様なハワイ併合の
経緯などに対して、ハワイアンに正式に謝罪を行っています。
ハワイ王国崩壊に伴いハワイアンの人々の人権や文化の継承、
土地などの財産の権利の主張などの運動が続いています。
楽園ハワイ、平和なリゾートのイメージがあるハワイですが、
アメリカ併合によるハワイアンの人たちの負の歴史が
続いているのも現状です。
レイラニ Maui Wowie