「働き方」について思う事 | MASAのつぶやき

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風に吹かれて根無し草

 

1月22日召集の通常国会は"働き方改革国会"と銘打ったように

国もやっと"働き方"についての法整備に本腰を上げる感じです。

 

政府は働き方改革関連法案を提出し、成立を目指します。

我々働く者の労働環境が少しでも良くなるような

実りある議論を期待しています。

 

 

 

 

 

 

電通での新入女子社員の「長時間労働による自殺」

この様な悲劇を二度と起こさないよう、

法整備をしっかりしてもらいたいものです。

 

 

 

とにかく長時間労働の解消を目指し、仕事の効率化を図り

仕事一辺倒・仕事漬け・仕事中毒・仕事中心の生活から

本当に人間らしくゆとりと家族中心の心豊かな生活に

変えていかなければなりません。

今年こそライフスタイルを大幅に変革する

第一歩の年としたいものです。

 

 

 

 

 

 

「働き方」のお手本となるドイツでは、

短時間労働で有給休暇は完全消化し、

長期休暇もしっかりとる、にも拘わらず経済が好調です。

 

日本の年間平均労働時間は1745時間。

ドイツは1371時間しかありません。

 

日本の年間平均労働時間は労働時間が長い国の15位と

ランクされていますが、これにはサービス残業が

加算されてないので、公けの数字より労働時間は長時間となっています。

 

とにかく、日本の男性の平均労働時間はOECD26ヶ国中

最長となっています。(2014年データ)

 

その結果、労働生産性(1人が1時間で生み出すGDP)は

ドイツは66.6ドル、日本は45.5ドルとなっています。

日本は労働時間が長い割には仕事の効率の悪さが

数字で表れています。

 

 

 

ドイツの労働者は「労働時間法」に守られ、

1日10時間以上の労働が法律で禁止されています。

そして、6ヶ月の平均労働時間は1日8時間以下としなければなりません。

ほんと、ほとんど残業はしないんです。

 

 

 

 

 

"5時に帰るドイツ人、5時から仕事する日本人"

 

 

私も営業職時代、長時間労働には心身ともに疲れた経験があります。

とにかく、仕事が早く終わっても事務所の雰囲気が定時で帰れる

空気感でなく、仕方なく"つきあい残業"をするという環境でした。

 

早々、毎日毎日残業するほどの仕事量は多くなく、

だらだらと仕事をする状態。

勿論サービス残業でした。

まったく非効率的な社風で、まあ、どの会社も

似たようなものかもしれませんが。

 

 

国がいくら「働き方改革」と旗を振っても、

我々働く者の意識改革が先ず必要です。

 

 

日本では、遅くまで仕事をして成果を出す人が優秀社員と評価されますが、

ドイツでは、その逆で長時間働いて成果を出しても評価は低く、

時間内で成果を出す人が優秀社員と評価されます。

 

そして、30日の有給休暇を消化し2~3週間の長期休暇を

取ることが権利として認められています。

 

国民性もあると思いますが、仕事中心より自分の時間を大切にし、

家族と過ごす時間を最優先するというライフスタイルです。

 

それでも、ドイツ経済は絶好調でGDP(国内総生産)は

アメリカ、中国、日本に次いで世界4位となっています。

 

 

 

 

 

 

効率よく働くこと、自分の時間、家族との時間を大切にし、

しっかりバカンスをとり人生を楽しむ。

その結果、仕事にも全力で取り組めると思います。

 

 

ライフスタイルを少しでも変えていける1年としたいものです。

 

 

 

 

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