作品を作り始めたころ、10数年前ですが中国はまだ発展途上国でした。
使用していた美容室もトイレが無く、近くの公衆トイレを使っていました。
女性も化粧している人はほとんどいなく、髪型もロングヘアを束ねているだけ。
カットモデルというより髪を売ってお金をもらうという感覚でした。
物価や賃金も安いのでカットモデル代も当時だと日本円にしたら5000円しなかったはずです。
まぁ当時の5000円だとかなりの価値だったのかも知れませんが日本人にとっては大した金額ではありません。
その後日本はデフレが続いていますが中国は毎年経済成長し続けました。当然物価や賃金が上がっています。
逆に大勢の中国人が日本に爆買いに来るようになりました。一部の富裕層ですが元々人口の多い国なので一部とはいえ影響力は大きいです。
こうなると5000円でロングヘアを切ってくれる女性はいなくなります。また当然外出する時はおしゃれしてメイクもするので髪型も気にします。
格安で断髪ビデオを作れるというメリットはなくなってしまいました。
ただ、どうしても昔の値段を知っているので「高くなったなぁ」と思ってしまいます。
一方、ビデオを作ったところで高く売れるわけではありません。 むしろ安くなっています。
理由はそれだけでは無いですがそんな訳で段々作らなくなってしまいました。