ある20代半ばの先輩からもらったメールの一部を転載します。(本人の了解は得てます)

現代社会、特に自分(先輩)の置かれている状況についてのたとえ話。

-----------引用---------------

<例>前提:果実の木がある   

*僕らの状況
中年「お前ら梯子を作ってくれ」
老人「もう身体が動かないから、代わりに登って取ってきて」

*僕らに求められる対応  
①(中年の分も)木に登って果実を取り、皮を剥いて食べさせてあげる。  cf) 皿に盛っただけではNG  
②中年と老人が食事をしている間に、中年の梯子を作る。

*木に登って解ったこと。
 1)どうもこの木は虫だらけ 
 2)しかもだいぶ老いた木の様だ

*導出される疑問 ぼくらが果実を食べられる筈の頃には、この木は腐っているのではないだろうか。

*有り得そうな選択肢 
A)木が腐る事はない!今までもそうだった。僕も頑張っていれば、いつか順番が来る!!(サラリーマン) 
B)誰か、自分より弱いやつに用務を命ずる。そうすれば少なくとも作業はしなくて良い!(サラリーマンの偉い人) 
C)接木か何かで木を増やす。そうすれば僕も食べられる!(模範的ビジネスマンってやつ) 
D)人が知らない木を見つける。その下で、果実が熟れて落ちてくるのを待つ。(起業家、もしくはネオニート) 
E)中年や老人を殺める。そうすれば、僕の独り占め!!(MBO,もしくは犯罪者) 
F)村を出ていく。(移住者、もしくは外こもり) 
G)そもそも果実が必要かどうか、検証・思案する。(学者)

これぞまさに“すっぱい葡萄”の木ですね。お粗末ですが。
それでも僕は上って、身を採らなければならないようです。村社会にいる以上は。

*結論
・スナフキンは憧れ。
・不安は希望の裏返し(他人の芝生でしょうが。)

-----------引用終了---------------

もしかしたらこうなるかも、でもならないかも!という気づきがあった時にどう対応するのか。

自分の選択はCとDを組み合わせたようなものでした。

ささっと来たメールの返信だったけど、今の若者の状況をうまく表していると思いました。

皆さんはどの選択肢を選びましたか?