桑畑正樹
西郷南洲遺訓 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ3)

言わずとしれた西郷隆盛の遺訓。

現代人にも読めるように分かりやすく解説されているため、良い意味であっという間に読み終わってしまいました。

男としてこうありたい。
人間としてこう生きたい。

そう思わせてくれる作品です。

「敬天愛人」

西郷隆盛の有名な言葉。

天を敬い、人を愛す。

自分のことながら、亡くなってしまったおじいちゃん、おばあちゃん、友人、先輩が空から自分を見ていると思い、恥じない行動をしようと心に誓いました。

一人でいるときにズルさが出てしまう自分。

冗談だとしても本人がいないところで悪口に近い言葉を発してしまう自分。

西郷隆盛の遺訓を思い出すことで、自身をコントロールすることができます。

また、面白いエピソードの一つとして、西郷隆盛は坂本龍馬を家に泊めたとき、寝室で妻イトとの会話を堂々と聞かせていたと言います。

つまり、人に聞かれてまずいと思うことは人には言わない。
一人でいるときも、常に誰かが見ていると思い恥じない行動をする。
相手を知り、理解する(努力をする)。

そう自分は解釈しています。

この本と出会えて良かったと思える作品。
是非読んでみてください。