菅直人元首相の処分をどうするかで民主党の常任幹事会がもめているようだが、

私は筋論では、管直人氏の主張のとおり、除籍(除名)や離党は厳しいと考える


理由は以下のとおり


1.明確な違反行動がない


菅氏は党公認でない無所属の大河原氏の応援をしたというのが最大の理由

ただし、大河原氏は7月上旬まで民主党の公認候補であり、本人に非がなくむしろ

党側の判断により公示直前で公認取り消しのほうがイレギュラー。

大河原氏への支援体制は民主党の東京都連も含めて構築していており、菅氏も

それまでの延長で支援したに過ぎない。

政党において一度行った公認を直前に取り消すことのほうが影響が大きい。

したがって、公認は慎重に出すべきであり、執行部側の判断の遅れのほうが大きな問題


2.公認候補への批判等を行った証拠もない


菅氏は脱原発(それが正しいかどうかは別)の延長での支援活動であり、公認候補

の鈴木氏の選挙運動の妨害、批判等は行っていない。

また、菅氏の主張に近い山本太郎氏の応援をしたわけでもない


3.菅氏の行為と公認候補の落選に特段関係はない


今回公認候補を一人に絞って、なおかつ公認候補が5位にも入れなかったのは

一言でいって党側および候補者の力不足である。

前々回(2007年)の東京参議院選挙も定数5で同じく逆風にあった自民党は二人を

結局公認として残したままであったが一人当選。

今回公認を一人に絞ってかつそれでも落ちる(大河原氏はさらに低得票)は

単に実力の問題


おそらく除籍を書面上で明確な文言で理由を示すことは難しいだろう。

菅直人氏が突っ張った場合は除籍できず、党員資格停止等の措置(消費税の法案

への造反時対応)になるか、間を取って離党届で決着するかの二択か

後者の場合、復党は時間がたてばありうるだろう。

何も処分できないと海江田代表の責任問題(指導力不足)必至だが、さすがに

そんなことをしたら、国民から見放されるのは確実


*なお、上記は菅直人氏への政治的評価を示したものではない