安倍首相ミャンマー訪問
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201305/25myanmar.html
早いもので首相がミャンマー訪問してから1か月が経過した。金曜日の夕方に日本を出発して、最大の経済都市ヤンゴンと首都ネピドーを訪問し月曜朝には日本に戻ってくるという非常にタイトな日程だった。首相はこれ以外にも総じて週末も自宅で静養することはほぼなく、常に海外に、現場に足を運ぶことが多く、健康面で全く問題ないことを改めて実感させてくれる。
さて、私もミャンマーを今年の2月に出張で訪問し、ヤンゴン、ネピドーに1週間滞在した。その時の感想からすると、ミャンマーバブルを感じさせるのはヤンゴン他一部の都市であり、大統領府、国会、政府機関以外は何もなく、かつ空港にも誰もいないネピドーを含め多くの地域はまだまだ牧歌的でいつ盛り上がるのやらという感じか。隣国タイはかつては経済面でもライバルであったらしいが、都市地方ともに大きな差がついてしまったようだ。一方で、地方での物価の安さ、そして何より「スローライフ」なミャンマー人のゆとり、のんびり度はいやしとしてはもってこい。衣食住が許容範囲内であれば食事も悪くなく、日本人にとって愛される永住地になったりするかもしれない。
日本企業がITに限らず今後展開を強化するためには、いわゆるビジネス面でのインフラ整備が欠かせないだろう。まずは電力で、一流ホテルでも停電は日常茶飯事。現地の電力は軍事政権時代の老朽化した水力発電がいまだに中心であり、電力事情が早晩現在のミャンマーブームの足かせになるのは確実。次いで道路等。そしてあまり注目されないのが金融や信用情報といったソフト面でのビジネス環境の整備。日本企業に限らず欧米企業が進出するためには、安心してビジネス活動をできる法制度、会計制度、通信等が必要だがそれがないため足かせになろう。総じてミャンマーでは中国への反発も強く、かつ英語文化でもない。日本がこうした制度的なインフラを進出するとともに、人材面で支えること、その際は必ずしも日本資本だけでなく海外の資本も入れつつ、ミャンマーを新たなASEANのビジネスハブ化できるか、日本政府としても関係省庁が連携して、真の国際協力について考えていく必要がある