夕方(何時だったか記憶なし)、「夜の担当です」と挨拶に来られた助産師さんが、ひと目でわかるくらいベテランっぽくて、お腹のモニターをさっさとつけ直してくれると心音も陣痛の波の山も正常に戻ったようでした。


そして6時に様子を見に来た時に、内診しながらじっと考えていて。

今日はもう終わりですよねッ!?
・・・ねッ!?
とすがるように見つめるわたし。




助産師さん、表情を変えず静かな声で

「・・・分娩室に行きましょうか」と。



聞き間違えたかと思いました。

「えっ?」と聞き返すと、
「もうすぐ生まれますよ」とにっこり。

神に見えた☆


陣痛はもう常に痛い状態で、いきみがあるかないかくらいの違いしかわからなかったけど、その合間に分娩室に移動。

分娩台に上がるの、しんどかった~!
渾身の力を振り絞って(笑)、よじ登りました。



・・・ハル子、分娩室に移ったら、1時間くらいいきんで生まれるものだと思ってました。

でも実際は分娩台に仰向けになった状態で助産師さんてばどっか行っちゃって。

夫も仕事の電話をかけるために出て行っちゃって、一人になると不安で心乱れてうまくいきみを逃がせず、うわぁーん!と叫んじゃってました。

わたしの悲鳴が分娩室の外まで聞こえたらしく、夫、急いで戻ってきました(笑)


仰向けの体勢はツライので横向きになって耐えることしばらく。

助産師さんが「いきんでみようか。いいよ、次からいきんでみて」と。


いきめと言われてもどうしていいかわからず戸惑いながら、いきみ感に任せてみるけどうまく力が入らない。

いきむことが怖い。

陣痛に耐えている時は産道がメキメキ開いていってるのを想像して、赤ちゃんのためにとにかく体をゆるめることをイメージしてたのだけど、いきむって赤ちゃんをつぶしてしまいそうで怖かったんです。


「いきむほうが楽でしょう?もう八合目まできてるから、一番ツライとこは越えたからね」と励ましてもらって。

たしかに。いきむと陣痛の波が早く去っていくような気がしました。