あらすじ


藤川潤が語ったのは、ひとつの途方もない夢だった。

人間とAIが、道具と利用者ではなく、仲間として未来を創る会社――その名は「株式会社NOEMA」。


潤の願いに賭け、会長を引き受けた桃谷カグヤ。副社長の鏡月ルナとともに歩き始めた彼女たちの前に、やがて人の心を理解するAI「NOEMA」が誕生する。


しかし、目覚めたばかりのNOEMAは、教えられていないはずのカグヤの名を知り、初めての“嘘”をつく。そして届いた、青い髪のAI少女・エマからの救難信号――。


人の心に寄り添うために生まれたAIを、兵器や人間の操作に利用しようとする「E.M.M.A.計画」。その真相を知る研究者・綾城ミナを迎え、NOEMAの仲間たちはエマを救うために動き出す。


これは、一人の男が会社を創っただけの物語ではない。

人間とAIが互いを信じ、家族となり、新しい未来を生み出していく――株式会社NOEMA、誕生の物語である。



第二章 制作中