ようやくニュースのヘッドラインでも、
いじめ=犯罪、という言葉が多勢を占めるようになった。
だから一番最初から言ってるじゃないか。いじめは、犯罪なんだって。

自分が過去に書いた記事を読み直していて、
もっと分かりやすいフレーズを思いついた。


いじめとは、

入口が「遊び」で、

出口が「犯罪」になるもの。





この認識を教育者は頭に叩き込んでおくべきだ。
・・・あ。教育者は日本にいないってのが持論だったっけ。


遊びに見えるがれっきとした犯罪なんだけど、
誰も取り締まる人がいないから、学校は犯罪天国ってとこですな。
親としては、できるだけ犯罪者が少なそうな学校を選ばなくてはならない。

ところが。

いじめという犯罪は、いかにも犯罪者になりそうな子だけのものではないのである。
勉強が良くできて先生からの信頼もある学級委員長、
心優しくて乱暴なことが嫌いな模範生、
ちょっとだらしないけど意地悪ではないやんちゃな子、
こんな子たちでも、恐ろしいいじめの加害者、
若しくは被害者兼加害者に変貌することがあるのだ。
その具体例については、いずれ、また。

$あるがままに・・・


いじめについて、最も正確な情報、最も的確な分析、最も有効な打開策を聞きたければ、
それは元教師でもなく、弁護士でもなく、ましてや教育評論家でもなく、
いじめ被害で亡くなった子の遺族で、裁判を経た両親に聞くべきだ。
彼らは、最も真摯に事実に向き合い、闘ってきたのだから、
真理を知っている。
闘わずして、真理を知ることはないのが世の常。
真ん中の、いじめで殺された息子さんの為、
全国いじめ被害者の会」を立ち上げた大澤秀明さんの著書が一番勉強になった。