川端貴侊 仏画師・木彫刻師 -23ページ目

川端貴侊 仏画師・木彫刻師

仏画教室のご紹介や作品制作の様子をお伝えするブログです。

私の師 関侊雲先生の師匠で、私の仏画の師である仏師 斉藤侊琳先生が2016年9月18日の晩、急逝されました。

 

突然の訃報を受け、事実を理解できず頭が真っ白になった事を覚えています。

 

本日は、斉藤侊琳先生のことを偲びブログを書かせて頂きます。

 

 

 

 

 

斉藤侊琳先生のこれまでの功績は大きく、数多くの素晴らしい作品を残されました。

 

私の知る限りではございますが、斉藤侊琳先生の功績を掻い摘んでお話しさせて頂きます。

 

15歳で井波彫刻の武部豊先生の元で修行を始められ、彫刻家、日展作家として活躍され日展では数多く入選されました。

 

その後、40歳を前に仏像に感銘を受け京都の松久朋琳先生、宗琳先生の元で修行を積まれ、何年も京都に通い仏像彫刻と仏画を習得されたそうです。

 

宗教芸術院北陸及び支部長及び仏像教室講師として指名され、斉藤侊琳仏像彫刻所を開設するとともに仏像彫刻富山教室開設され、仏像彫刻の技術伝承に尽力されます。


昭和55年朋琳、宗琳先生より侊琳の仏師号を賜ります。

 

中曽根康弘元総理大臣に聖観音像を納入。

 

高徳院へ仁王像1丈(3メートル)を納入。

 

2007年天皇陛下より紺綬褒章を受章されました。

 

まだまだ書ききれない程の功績があり、生前作られた作品は1000体にのぼるとお聞きしました。

 

斉藤侊琳先生の数ある作品の中からいくつかご紹介させていただきます。

 

「武内宿禰」

こちらは武内宿禰が後の応神天皇を腕に抱かれている作品です。応神天皇への愛情を武内宿禰の繊細な表情から感じられる作品です。特に目から滲み出る愛情を帯びた眼差しがなんともいえません。やさしく赤子を抱く腕のしなやかさ、指先に神経が通い、髭が動きそうな臨場感は何度拝見しても鳥肌が立ちます。表面はたたき仕上げを効かせ力強さを感じます。表面をきれいに仕上げるよりたたき仕上げの方が難しいと言われることもあるくらい、高い技術で制作されています。

 

 

【子安観音】

 

子供の成長をやさしく見守る観音様の慈悲深さが印象的な掛け軸の作品です。そっと手から差し伸べる衣で子供をあやす姿はやさしさで満ち溢れています。立ち姿は座っている姿よりバランスを取るのが難しいものですが、先生の描かれる立ち姿はしなやかなバランスで描かれており美しく神々しいです。彩色は落ち着いた色で統一されながら、舞う花びらがアクセントとなり華やかさを演出されております。

絵のいたるところに載金がほどこされており、重厚な仏画となっております。

 

 

すばらしい作品を多く残され、多くの方々を魅了してやまない先生の技術はこれから何百年、何千年経っても色あせることなく世界中から賞賛される事と思います。

 

 

少し斉藤侊琳先生との思い出をお話させていただきたいと思います。

 

私は関侊雲先生のお計らいにより、斉藤先生から仏画を直接ご指導頂く機会に恵まれました。今私が仏画の制作や仏画教室の講師をさせていただけるのも斉藤先生にご指導いただけたからに他なりません。

 

今まで、ああすれば良かったと後悔した事はありませんでしたが、斉藤侊琳先生の突然の訃報を聞いた時、もうお話しする事が叶わないんだとわかり、先生にもっと教えを請いたかったとこれまでを振り返り後悔の念に駆られました。

 

後悔してからでは遅いのだと、痛感いたしました。

 

斉藤先生は仏画を描いた事のない私に一から技術を着けて下さり、上手く描ければ悪くないよと褒め、悪い点を注意される時は語気は荒くはないものの、冷汗がでる程の空気が漂う時もありました。

 

ごまかしや曲がったことがお嫌いで、何かを見透かされたような気持ちになる事もありました。

 

斉藤先生がお若い頃はもっと語気が荒々しく厳しいご指導ったと関先生からお聞きしておりましたので常に斉藤先生にお会いする時はビクビクしていたのが昨日のように思い出されます。

 

仏画の下絵制作をしていた時の事です、足の形がうまく描けていなかった私に、先生は「あんたなに見とらけ」と言われ履かれていた靴下を脱ぎ、こうだろう!と身振り手振りで描き方を教えてくださいました。

 

実物を良く観察しなさいというのが先生の口癖で、時には本物の烏帽子や日本刀などを見せて下さり、本物を見る大切さを繰り返し言われていました。

 

また、先生は今でもああすればよかったと毎回作品に反省点がある。満足したらそこで終わりになるから毎回反省しなさい、と言っていただいたのをよく覚えています。

 

自分に厳しく作品に厳しく、がんばりなさいと言っていただいたこの先生の言葉を一生大切に己を律して精進してきたいと思います。

 

またある時、どんな方にも謙虚な姿勢を持たれ、工房にいらした方には「お茶飲んでかれ」と気さくに誰でも上げられていたのが印象的でした。

 

また、弟子の私たちのも冬にはストーブでかき餅を焼いて食べさせて下さり、やさしい先生が思い出されます。

 

先生の御側で技術をご指導いただき、作品への厳しさ、謙虚な心を大切にするお姿を学ばせて頂いた時間は大切な宝物です。

 

まだまだ先生の足元にも及びませんが、精進を重ね諦めることなく先生のような彫刻師・仏画師を目指し励んでまいります。

 

いつの日か、先生から頂いた教えを引き継いでいけるよう頑張りますので、見守っていて下さい。

 

斉藤侊琳先生、本当にありがとうございました。

 

合掌

 

急に寒くなって参りましね、まだ衣替えが追いついていない状態でございます。

また暑くなる事はあるんでしょうか、長く秋を楽しみたいものです。


今回は久々に書道のご報告です。

毎週お稽古に通わせて頂き、少しずつ線の引き方も変わってきました。

楷書、行書にくわえて草書が増え、現在三書体を習得中です。
楷書、行書までは書けるようになってきましたが、草書は未知の世界です。

楷書、行書、草書と同じお題を書くのですが、草書はよむことも難しい形がおおく、また筆運びも苦戦中です。

墨は最初は濃く入り、最後に行くにつれ渇筆になる方がよいそうです。

まだ考えながら書いておりますので、感覚で書けるよう精進してまいります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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9月29日に無事日本木彫刻展が終了致しました。

7日間で3062名のお客様にご来場いただきました。ご来場下さいましたこと、心より御礼申し上げます。

本当に素晴らしい作品の数々を間近で御覧いただける展覧会でした。

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私も桔梗のレリーフを出品させて頂きますました。

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材はサクラを使用し、ツヤのある仕上がりとなりました。
花びらのうねりや脈など細かい部分まで本物に近づけるように制作致しました。

桔梗の後ろに見えるススキの葉の表現が単調になってしまったのは反省点です。


また、日本木彫刻協会 会長の関侊雲先生とお写真を撮らせていただきました。


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会場では仏画も展示させていただき、沢山の方が足をとめ御覧くださいました。


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次の日本木彫刻展では更なる成長を御覧いただけるよう精進して参ります。

ありがとうございました。


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第二回 日本木彫刻展

昨日より開催中です。
木彫、仏像、仏画と多数展示されております。

私も桔梗パネルの作品を出展させて頂いております。



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また、先日急逝されました斉藤侊琳先生の作品も展示されております。
斉藤先生の作品を間近でご覧頂ける貴重な機会ですので、足を運んでみられてはいかがでしょうか。


主催 一般社団法人 日本木彫刻協会
会期 2016年9月23日(金)~9月29日(木)
会場 上野の森美術館 別館ギャラリー
(〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2)
開館時間 10:00~17:00
(最終日のみ14:00まで)
私の師 関侊雲先生の師匠で、私の仏画の師である仏師 斉藤侊琳先生が9月18日の晩、急逝されました。
 ここに心から哀悼の意を表すとともに謹んでお知らせ申し上げます。なお、通夜及び葬儀、告別式は下記の通り執り行います。
             記
一、通夜           9月21日(水) 午後7時より
一、葬儀、告別式 9月22日(木) 午前11時より
一、場所     ア・ソシエ すけだ(〒932-0315  富山県砺波市庄川町示野75-1 TEL0763-82-7000)

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「関侊雲仏所 川端貴子・菊池藍 作品展」


富山県庄川町にある富山銀行さんにて妹弟子の菊池さんと作品を展示させていただいております。

期間:9月9日~9月30日(土日はお休みです)
9時~17時まで

場所:富山県砺波市庄川町金屋20富山銀行

※庄川に向かって「コメリ」を通りすぎ、
水記念公園に向かう途中にあります(「ポプラ」で右折)

お近くの方、お近くに入らした方、
ぜひお立ちお寄りくださいませ。

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<p>第二回日本木彫刻展に出展予定の作家を紹介いたします。
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<p>こちらは木彫刻師・仏画師として現在活動中の作家 川端貴子さんの作品で、第一回日本木彫刻展に出展された「菊」と「大日如来」です。彫刻以外にも、日本画も学ばれており、昨年の展覧会では木彫パネルと大日如来の掛け軸を制作されました。
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<p>関侊雲仏所所員
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<p>日本木彫刻協会会員
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<p><a href="http://sekikoun.com/butuga/"><img src="http://stat.ameba.jp/user_images/20160912/22/tk9069/84/ad/j/o0644028513746924981.jpg" width="420" height="186" alt="" contenteditable="inherit" /></a>
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<p><a href="http://sekikoun.com/butuga/">侊心会 仏画教室ホームページ</a>
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<p><a href="https://www.youtube.com/watch?v=-KWiB3qIZOw">紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=-KWiB3qIZOw</a>
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<p><a href="http://ameblo.jp/tk9069">ブログ:・仏画師・木彫刻師</a>
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<p>第二回日本木彫刻展では、桔梗パネルと善哉(聖観音菩薩の掛軸)を出展致します。
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第二回日本木彫刻展に出展予定の作家を紹介いたします。

 

 

 

こちらは木彫刻師・仏画師として現在活動中の作家 川端貴子さんの作品で、第一回日本木彫刻展に出展された「菊」と「大日如来」です。彫刻以外にも、日本画も学ばれており、昨年の展覧会では木彫パネルと大日如来の掛け軸を制作されました。

 

 

関侊雲仏所所員

日本木彫刻協会会員

 

侊心会 仏画教室ホームページ

 

紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=-KWiB3qIZOw

 

ブログ:・仏画師・木彫刻師

 

第二回日本木彫刻展では、桔梗パネルと善哉(聖観音菩薩の掛軸)を出展致します。

 

 

 

 

9月に開催される日本木彫刻展に出品させて頂く作品を仕上げております。

今回はじめて作品を入れる額をオーダーで作る事にしました。

作品は木彫パネルですので、額も木の風合いが感じられものをと考えていました。

額のフレームのデザインは何百種類もあり、素材もさまざまなので選ぶのに苦労し、好みのフレームでも作品に合わせるとマッチしないものも多く、店員さんにもアドバイス頂きました。

立体感がある額の方が彫刻に動きが出せるとアドバイス頂き、奥行のあるフレームを選ぶ事が出来ました。

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はじめての額選びは時間はかかりましたが、市販のものより満足のいく額縁になり大変勉強になりました。

いずれは自分で額も制作出来るようになりたいと思いました。


9月23日から始まる日本木彫刻展、私も出品させて頂きます。
是非とも足をお運び下さい。

第二回 日本木彫刻展

主催 一般社団法人 日本木彫刻協会
会期 2016年9月23日(金)~9月29日(木)
会場 上野の森美術館 別館ギャラリー
(〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2)
開館時間 10:00~17:00
(最終日のみ14:00閉館)


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