私は一人暮らし、無職のアラ還のせいなのか半年に一度位、ポリさんが様子見にやってくる。

一月ほど前にも来て、「振込詐欺みたいな電話かかってこないですか」って聴くから「無いですね。そういうの掛かってこないかと楽しみにしてるんだけど。掛かってきたら警察にすぐ連絡しますから」なんて冗談言って帰した。

私には息子も居るが10年以上電話はおろかメールも向こうからはない。

私も一年に一度位大体誕生日にメールしてやるだけだ。返事はないけど。

それでも祖母(私の母)の葬式と妹(私の娘)の結婚式には正装してやってきたから生きていることだけは確認できている。

policemanの方がよっぽどお会いしてるというものだ。

そんな息子がまかり間違っても私に頼るはずがない。

「俺だよ」と言った途端、詐欺に決まっている。

だから私はそんな電話が掛かるのを楽しみにしていたのだ。

ところで、私の家電には保険の電話が良く、かかってくる。

私が何種類かのクレジットカードそれに付随するこれまた何種類かの銀行口座を持っているせいである。

近くの某大手ス-パーマーケット、ネットショッピング、携帯電話会社、インターネット回線会社、支払いはそれぞれ自分たちブランドクレジットカードで支払えば得と勧めてくるし、それぞれのカードには提携の銀行が有るからである。

そこが又各々自社の名前を架した保険を薦めてくるのである。

私はもう新しい保険に入る気は無いがクレカを何種類も持つのも実のところ沢山ポイントが欲しいと言ういじましい気持ちなのでそう邪険に出来ず、用件の最初だけは聴いて断るというスタンスを取っているのである。

そんなつまらん電話より詐欺電話のが面白いなんて思ってたのだけど。

アポ電強盗ニュースが続く頃、思い出した。

二ヶ月前くらい。

いつも保険屋は怪しまれないように「○○カードをご利用戴いてありがとうございます」みたいな前置きなんだけど、その時は違った。

「なんとか(公的、行政的な機関名だった気がする)の関係でアンケートに答えて貰えますか?」と切り出すので「聴いて答えられることなら」と返したら「ご家族の状況をお訊きしたいんですけど」と言い出したので「そういうことならお答えしたく有りません」と伝えて電話を切った。

話しに聴くオレオレ詐欺は男が電話してくるイメージだが保険会社もそうだけどその時も女の声だったので私もついいつもの奴かと思ったのである。

でもそれだけのことで終わったし、アポ電騒ぎも未だ知らない頃だったので私も忘れていたのである。

今更になってアレはやはり私の家の状況を探る電話だったのかもしれないと思ったりする。

留守番電話にしておいて知らない電話には出るなと言うが私の家電はインターネット電話でナンバーディプレイも着信記録も加算料金を払わないと出来ないのである。