これは父からいつも言われていることです。
私なりに父の商いを客観的にみるとまさしく「分相応」です。
無理な拡大はせずに、いつも身の丈経営を心がけてきたと思います。
どこを目指すかによりますが、自分だけの事を考え、ビックになりたいと考えて父が行動したのなら、今の当店はなかったと思います。
父は次のようにも言ってくれます。
「一時の流行に流されるな。一世風靡で終わる歌謡曲のようではいけない。特に商売においてはな。」
多分、商いをやっていると試される時があると思います。
そこで背伸びをしないのが大切だと思います。この我慢が結構、大変だと思うんです。
人は良い意味での向上心は誰でも持っているものですからね。
拡大路線が悪いと言っているわけではないんです。
拡大をする時に、背伸びをしていなければ良いわけです。
以前も言ったと思いますが、リスクをとれる中で社運をかけるのは良いんです。
ただ、世間一般での社運をかけると言うのは私からみれば博打と同じです。
いかなる時も分相応が一番なんです。それで幸せだと私は思います。
この言葉を心に刻んでいれば、そうそう軸がぶれることはないと思います。