今晩の月は、秋に相応しく澄んだ空に浮かんでいる。


いつもの熱帯夜の、ガスがかかったかの様な月夜ではない。



霞のかかった、朧月夜も風情があるけどやっぱり、輪郭までハッキリ見える月はいいね。



よく東京には、空がないと言われる。明るいネオンサインに、本来なら満天の星空が掻き消されて、薄い靄がかかった様になっている。



実際、去年の計画停電(無計画停電?)の時には、星空がとても綺麗だったよ。


東京は真夜中でも、とてつもなく明るい。本来なら、明け方近くには沢山の流れ星が見える季節。



空を見上げても、見える筈もないものをひたすら待ち続けて、例え一個でも流れ星が見えたなら、その日一日は幸せだ。



そして、東の空が明るくなり始め太陽が顔を見せるまでの僅かな時間帯が、一番好きだ。空気感もその季節をより如実に感じることが出来る。



一日の始まりは午前零時からだが、人間の活動時間と重なるのは午前5時頃からである。それまでのほんの僅かな時間帯だけは、時間がゆっくりゆったりと流れて行く感覚がある。



暦では、とっくに秋を迎えているのに、昼間はまだまだ夏を感じさせる。



暑さ寒さは彼岸までというけれども、果たしてそれまでに涼しくなっているのであろうか…。