ピストバイク

お笑い芸人が検挙された煽りで、我々自転車競技をする者にも様々なしわ寄せがある。



公道を走る以上、前後にブレーキがあるのは当然ではあるが、フロントフォークが丸いスチールフレームには後付けブレーキのアダプターが存在するのに、エアロ形状(楕円)のフォークに付けられるアダプターがないのは納得いかない。



私の所有するピストバイクは、フロントフォークがカーボンである。競技オンリーの為、ブレーキを取り付ける穴は開いていない。



何も知らない一般人は、ドリルで穴を開ければいいと思っている様だが、そんな簡単ではない。



そんな事より、競技者でない者にピストバイクを売る販売店に問題がある。さらには、動きに制約があり過ぎるジーンズ穿きで踏み切り式の自転車に乗る。裾がギヤに噛み込んだら転倒の恐れもある。



さらには、全くのノーブレーキで得意顔で乗っているバカな輩たちで、実際に衝突事故も発生している。咄嗟に止まれる訳ないのだ。


ましてや、競技者に比べて運動神経は皆無に等しい連中である。今後は、自転車に乗る者全てにヘルメットの着用を義務付ける法改正も必要である。



自転車工業会や自転車振興会が音頭を取り、法改正にまで持ち込めればいいのだが…。儲け優先で、一般人にピストバイクを売った販売店には罰則も必要だ。



競技用自転車に乗る為の服装をしていない者を、優先的に検挙して欲しい。彼らは自分が如何に危険な事をしているか理解していないのである。



販売店の中には、未だに車道でも歩道でも右側通行と言い放つところもあるが、そもそも自転車は道交法上はミニバイクと同じく軽車両扱いである。



ただ自転車は、危険を回避する際に歩道を走ることが許されているに過ぎない。本来は車道左側をヘルメットを被って走らなければいけないのだ。



ヘルメット被りたくないなら、自転車には乗れない様に道交法改正を強く要望したい。