第25回デフリンピック東京大会を駒沢公園陸上競技場で観戦してきた。
たくさん手をひらひらさせて、選手たちを応援してきた。選手たちは自身の力を最大限に発揮するように頑張っていた。
そこで、電光掲示板を見て気になった。「Summer」がついているではないか。どういうことだと考えてしまった。オリンピックでも夏季と冬季の大会があるように、デフリンピックにも夏季と冬季の大会があるのだ。つまり、今回の東京での大会は夏季の大会になるのだ。そこでもう一つの疑問になる。なぜ、この11月に下旬の寒い時期に、この大会は開催されているのだろうか。東京オリンピック2020は夏の暑い時に開催されている。なぜ、この大会は寒い時に?
選手たちはスタンド観戦をしながら毛布を巻いていた。三段跳びを観戦していたが、自身の番になるまで毛布を巻いてアップをしていた。特に、赤道近くの参加者には、この寒さがこたえているのではなかと思う。観ていて気の毒になってしまった。
なぜこの時期になってしまったのか。当然のことながら、主催者と東京大会の組織委員との間で日程調整が行われたはずである。もしかしたら国立競技場を求めたかもしれない。それが駒沢競技場になったとしても、ある程度は理解されると思われる。しかし、日程として、なぜ11月になってしまったのか。デフリンピックも多くの会場を必要としている。それらすべての会場の日程が合ったのが、この時期なのだろうか。それにしても、聴覚障害の方々の世界大会であることを考えると、いくらでも譲り合うことができたのではないだろうか。せめて、10月頭あたりにでも。
どのような話し合いが持たれて、この時期になったのかは分からない。しかし、選手たちは「良い大会だった。けど寒かった。」という印象を持ち続けることになるかと思うと残念でならない。よりによって、寒波がやってきている時期というのも、選手には申し訳なく思う。
オリンピックであろうと、デフリンピックであろうと世界大会には違いがない。聴覚障害への理解や障害の垣根を取り払うことをも主旨にしている大会なのだから、選手たちが気持ちよく競技に専念できる環境を整えてあげることが、日本の役割であったと考える。それができていたのかどうかについて、疑問を持ってしまった。