ここのところ、ラグビー日本代表の成績が芳しくない。勝つこともあるが、負けるときは大敗が多くなっている。その要因として、過密日程があるのではないかと考える。協会としては次のW杯を考えて試合を組んでいるのだろうが、過密すぎると思う。
少し前のラグビーといえば、冬のスポーツであった。当然のことながら、夏には次のシーズンに向けて菅平で合宿するというのが、大学生ラガーマンのスタイルだった。ここでどれだけ力を付けられるかが、次のシーズンの目安となったものだ。
そして、9月か10月にシーズンがスタート。12月になると、社会人も、大学生も、ある程度の成績がみえてきていた。年末には早明戦などが放映され、社会人の決勝も年明けにはあった。そして、社会人の覇者と大学の覇者が1月中旬に激突する日本選手権。テレビの前で大学チームを応援しながらも、やはり社会人の強さが際立つものだった。それこそ、松尾が率いた新日鉄釜石の連覇、平尾、大八木の同志社が関東学生を抑え込んだ時代、神戸製鋼の連覇と楽しくラグビーを観戦していた。社会人対大学生の日本選手権でラグビーシーズンは終わっていた。つまり、9月から1月までのシーズンになる。
しかし、今は違う。今シーズンは真夏も試合をしていたように思う。リーグ1というプロ化したことによって、試合の時期も期間も変わってきている。そして、今年はリーグ1の試合後に日本代表の国際試合が組まれているように思う。これでは選手が休む暇もない。リーグ1のチームの主力が日本代表に選ばれていることを考えると、とにかく試合に追われているように見えてしまう。一体、どこが試合のシーズンで、どこが体を休めるオフシーズンなのか。そのメリハリが必要なのではないかと思ってしまう。それでなくとも、ラグビーはタフなスポーツである。試合による体への負担は尋常ではないと思うと、どれだけの休養が必要になるのかを明らかにすることが大切になる。
ラグビーの試合もテレビからなくなりつつある。以前のように、12月の週末はNHKでラグビーの試合を観戦することを楽しんでいたのは遠い過去のような気がする。見えなくなって、いろんなことが変わったのだろうと考える。しかし、スポーツは選手あってのものである。選手の体調、健康を考えて、万全の状態で試合に臨めるようにすることがスタッフの役割になることは変わりはない。