私は山形県の生まれである。山形県にラグビーという文化はないと考えている。個人的には、ラグビーは西のスポーツと思っていた。しかし、秋田工業や黒沢尻工業などが強かったことは知っていた。東北でもラグビー文化があるところはあると思うが、山形にはないと思っていた。
年末の高校ラグビーが各県1校の参加になる前は、山形県は岩手県との中奥羽大会の勝者が全国大会に出場していたように思う。この中奥羽大会で山形県は勝ったことがないと思う。それよりも山形県の高校でラグビー部があるなどというのが分からなかった。関西の高校では体育の授業でもラグビーを取り上げているところがあるが、私の高校ではラグビーのラの字も出なかった。それぐらいラグビー文化はなかったと思う。高校生の頃からラグビーを観るのが好きで、高校ラグビーも、大学選手権も、実業団もテレビで観戦して手に汗握った。しかし、その中に山形県はなかった。ラグビーは西。なぜなら大学選手権に出てくる大学生の出身がほとんど西の選手が多いことがわかったからだ。
令和7年の年末も高校ラグビーがあり、山形県代表も出場した。しかし、メディアも取り上げていたが、山形県の地区大会参加校は2校。同じような県が他にもあるということである。そして、1回戦で100点を超えるスコアでの試合がいくつもある。2回戦でも大差の試合が出ている。こうした試合は、片方がボールをキャッチしてからスルスルとパスを繋いでトライするという流れが繰り返される試合になる。果たしてそれはどうなのか。
各県1校の参加というのは、ラグビーの普及、底辺の拡がりも狙っていることになろう。しかし、各県1校の参加になってから何年経つであろうか。それでも県内に1校か2校、100点ゲームというのは底辺の広がりにも限界がきていると思っている。それでも今後も続けるのであろうか。先に示したように、ラグビーの文化がないところもあることをそろそろ理解すべきであろう。全ての県で全てのスポーツ種目が実施されていると考えるのは、違う気がする。実施していても競技人口は少ないと思う。なぜなら、地方ほど人口が減少しているからだ。その辺りをもう一度考える時期にきているように、今年も思った。数年前から思っている。