どうも、記事のトップ画像を毎回悩むかもたです

 

前回は薬の効かない菌(=薬剤耐性菌)について紹介し、前々回は“抗生物質が耐性菌出現の引き金になりうる”というお話をしました。

 

くれぐれも注意してほしいのが、決して抗生物質を使うなという話ではありません。

たまにSNSでアンチ抗生物質ババアを見かけますけど、シンプルに公衆衛生の敵だということを自覚してほしいものです。

 

で、今回は“抗生物質は適切に使おうね”というお話なのですが、本題の前にちょっとしたクイズを↓

Q. ○○菌に感染したとき、どんな抗生物質を飲めばいいでしょう?

  A. 色んな菌に効果があるスーパーエリートの抗生物質A

  B. ○○菌にしか効果がない抗生物質B

 

答えはのちほど!笑

 

細菌ももちろん生物なので、何かの薬への耐性を獲得したら、それは次世代へと遺伝していきます。

これは別に驚くことではないですよね、これは。

 

なんと、細菌は異なる菌種同士で遺伝情報を共有できてしまうのです。

わかりやすく書くと、○○菌がある抗生物質に対する耐性を獲得したとき、その情報が××菌や△△菌にも伝染して、その抗生物質が効かない菌が多数出現してしまうわけです。

 

え、これってヤバくないですか?

めちゃくちゃヤバそうですよね??

 

ではここで、冒頭のクイズを思い出してください。

幅広い菌に効果があるエリート抗生物質Aは、裏を返せばそれだけ耐性が出現する可能性も高くなるわけです。

先ほど、抗生物質への耐性の情報は異なる菌の間で共有されるという話をしました。

抗生物質Aを使いたい○○菌が、もしかしたら他の××菌や△△菌経由で、抗生物質Aに対する耐性をとっくに持っている可能性もあるのです。

 

それに対して、○○菌にしか効かない抗生物質Bは、使用頻度が低いので耐性が出現する可能性がエリートさんに比べてとても低いです。

 

つまり、幅広い菌に効く薬は便利だけど、諸刃の剣だよねってことです。

 

幸いなことに、感染症が疑われた場合、それが○○菌なのか××菌なのかは検査によって調べることができます。

菌種が判明すれば、その菌に対してのみ効く薬を投与することで、耐性菌の出現リスクを減らすことはできますよね。

 

ただ、検査にはお金や時間がかかるので、汎用性の高いエリート抗生物質が使われる場合も多いです。

エリート抗生物質を使うなという話ではなく、あくまで耐性菌出現のリスクが高まるよというお話でした。

 

この辺の話については、お医者さんとかから実際の話を聞いてみたいな。

 

僕の話は一次情報でもなんでもないので、あくまで薬を正しく使うにはどうしたらいいのかな~と考えるきっかけくらいにしてください!

ではでは!

 

[参考文献]

教科書レベルの内容なので、今日は載せません。