どうも、自転車のチェーンが緩くなって電車通学に戻ったかもたです。

 

今日も真面目に薬のお話。

いよいよ僕の専門分野について話せるので、かなり意気込んでます(笑)

 

タンパク質と病気と薬の関係について、みんなそろそろ覚えてきましたか??

まだわからないという方は、おさらい記事を是非読んでください。

 

以前の記事で、細菌感染症とその薬のメカニズムについて紹介しました。

ざっくり言うと、“多くの抗生物質は細菌の持つタンパク質を狙った薬である”ということでした。

 

このとき例に挙げたのは、ペニシリンという薬。

細菌が外側の膜を作るためのタンパク質に働くことで、細菌を殺す薬です。

 

今から90年前に発見された、世界初の抗生物質ペニシリンは画期的な薬ですが、それを脅かす奴が現れました。

なんと、ペニシリンが効かない細菌が現れたのです。

 

この抗生物質が効かない細菌のことを“薬剤耐性菌”と言いますが、奴らは“抗生物質を分解する酵素(=タンパク質)”を自身の中に作ってしまったのです。

ヤバイですよね。

 

もちろん、薬剤耐性菌にも勝てる改良型のペニシリンも開発されましたが、細菌も生きるのに必死です。

新しい抗生物質が開発されるたびに、さらに強い薬剤耐性菌が出現する…、細菌との戦いは終わりの見えない、いたちごっこなのです。

※ペニシリンはほんの一例で、他にも多くの薬や耐性のメカニズムがあります。

 

次回から、どうして“薬剤耐性菌”は出現して広まってしまうのか、“薬剤耐性菌”を防ぐ手段はないのか等といった、ちょっと現実的な内容に入っていきますね。

 

ちなみに今回は細菌感染症にしぼった話ですが、細菌感染症も新型コロナウイルスのようなウイルス感染症も、各自が正しい知識を持って予防・治療することが不可欠です。

どれだけみんなで気をつけても、たった一人の不注意で集団感染なんて普通だからね!

あと少しの辛抱だと思って、頑張りましょう! じゃね!