クラウドの意味
iCloudが今年の初頭から話題となっている。秋にはなどと発表もあり、メディアでも取り上げられている。 クラウドという言葉は、本来概念を提示するまでで、具体的なサービスのことを指すわけではなく、たとえばユビキタスって言葉と同じレイヤの言葉だ。 なので、各社発表するサービスもとらえ方がまちまちで、オンラインストレージでアプリケーションデータを統合しにかかるiCloudや、ホスティング企業が提示するサーバーリソースを意識させないリソース提供サービスなど様々。 コンピュータの歴史って、統合集約⇒分散独立をサイクルで繰り返している。 今までは、インターネットのハードウェアリソースが高機能・大容量化したことで、自前で大きな器をかかえる分散独立型がメインであったが、クラウドのキーワードを旗印にリソースや情報の集約統合型にシフトしている。iCloudやMSのOffice365などアプリケーションレイヤのサービスはこれから続々と出てくるだろう。その時に考えなければならないのは、iCloudで管理しているデータをOffice365で使いたくなった時、どうするか? 各サービス間の連携やデータの親和性などが、ビジネスシーンにおける利用の壁になりそうだ。Windowsがこれだけ普及し、いまもシェアを維持しているのは、機能やデザインの良さではなく、単にどのデータもどのアプリケーションでもひょいっとドラッグすれば張り付いてしまうオペレーションレベルの簡便さを吸収していたことだと思う。PC個体がデータの最小の管理単位でその範囲ではいかようにも加工可能なことが、これだけ利用されている本質と思う。こういった利用文化を創れるか?これがクラウドから始まる各サービスが考えなければならないこではないだろうか?