北朝鮮 はこれまで、韓国が実弾演習を行った場合、攻撃するとの姿勢を示していた。
ただ、北朝鮮 国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は20日、北朝鮮軍の発表として、韓国が同日、延坪島で実施した実弾射撃演習は反応に値しなかったと報じた。
KCNAは北朝鮮 人民軍最高司令部の発表文として「軍事的挑発にいちいち反応する価値はないと感じた」と伝えた。
実弾演習は当初週末に予定されていたが、天候悪化のため延期されていた。この日の演習は約2時間続き、砲撃音が絶え間なく鳴り響いた。砲撃音は、至近距離からも、かなり遠くからも鳴り響いた。北朝鮮 からの武力挑発の動きは見られていない。
北朝鮮 は先週、韓国が演習を行えば、前回以上の攻撃を加えると警告していた。中国とロシアは韓国に対し、演習を延期するよう求めていた。一方、米国は韓国を支持する姿勢を示していた。
20日の韓国市場は、朝鮮半島情勢への警戒感から韓国ウォンが2%近く下落し、対ドルで4週間ぶり安値をつけた。株価も一時1%下げた。
ただ、株価はその後持ち直し、前営業日比0.3%安で引けた。ウォンはドルに対して上昇して引けた。またこの日は金価格が1%上昇したが、市場参加者の間では、朝鮮半島の情勢を材料視した買いが入ったとの見方がある。
CNNによると、北朝鮮
は、訪朝した米ニューメキシコ州のリチャードソン知事(元国連大使)との協議後、国連による核査察再開を認めることを表明した。
CNNによると、北朝鮮 は国際原子力機関(IAEA)査察官が核施設に戻ることと、新規に1万2000本の燃料棒を売却し、おそらくは韓国に移送することについて協議することで合意した。
19日に開かれた朝鮮半島情勢の危機に関する国連の安全保障理事会(安保理)緊急会合は、ロシアが開催を要請したが、主要国の間で合意はまとまらなかった。
米国のライス国連大使は、安保理理事国間の意見の隔たりが「埋まる可能性は低い」と語った。 ただ、別の理事国の外交官らは、早ければ20日にも協議が再開される可能性があるとみている。
(ロイター)