子供も大人も巻き込んで大ヒットを飛ばしている少年マンガ「ワンピース」。最新刊となる60巻の初版発行部数は340万部で、自らの持っていた国内出版の史上最高記録を塗り替えたといい、巻を追うごとに新たな読者を獲得している。累計部数は2億部に達するという。
マンガを発行する集英社は非上場だが、当然のことながらアニメや玩具、オリジナルグッズなども多面展開されており、そちらの方から関連銘柄を探ってみたい。
まずは、格安メガネ店「JINS(ジンズ)」を展開するジェイアイエヌ(3046 ・JQ)。12月1日にワンピースの限定メガネ、サングラスを発売する予定であり、WEB限定先行予約の段階から大きな話題に。「『JINSオンラインショップ』と『ファミマ・ドット・コム』には、10月末時点で3万5000本以上の予約が入った」(ジェイアイエヌ管理本部)という。
株価は予約殺到が伝えられた翌日の5日から騰勢加速。月次好調も追い風となって、10日には8カ月ぶりに年初来高値を抜いてきていた。「20―30歳代のサラリーマンがやはり多いものの、男性中心かと思ったら半分は女性」(ジェイアイエヌ管理本部)とうれしい悲鳴を上げており、ファンのすそ野の広さがうかがえる。
DVDではエイベックス・グループ・ホールディングス(7860 )。12月22日にエピソードごとに収録したログコレクション「GRAND LINE」と「CHOPPER」を発売。さらに2011年1月以降も「シャボンディ諸島篇」など新商品の発売を控える。
株価パフォーマンスも10月に付けた直近安値から順調に出直り相場を形成しており、9月高値(1290円)奪回を視野にとらえている。9月中間期の急回復にはワンピース関連商品の急伸が一役買ったが、今後も引き続き収益に好影響を与えることは間違いない。
年末年始に向けて、盛り上がりそうな玩具系ではバンダイナムコホールディングス(7832 )が、作品内に登場する帆船「ゴーイングメリー号」のプラモデルを12月下旬に投入する予定。ゲームセンター景品が主力でワンピースのキャラクター商品も手掛けるエスケイジャパン(7608 )も念のためチェックしておきたい。
もちろん、アニメを制作している東映アニメーション(4816 ・JQ)、テレビ放映しているフジ・メディア・ホールディングス(4676 )も関連銘柄だ。
(NSJ)