米商務省が発表した8月の新築1戸建て住宅販売は前月比変わらずの28万8000戸となった。
ロイターがまとめたアナリスト予想は29万戸だった。
7月は27万6000戸から28万8000戸に上方修正された。
バンクオブアメリカ・メリルリンチのシニア米エコノミスト、ミッシェル・マイヤー氏は「経済見通しをめぐる懸念から、住宅購入者が引き続き様子見姿勢となっていることが示された。新築住宅は(4月に終了した)住宅購入者向け税控除措置から大きな恩恵を受けることはなく、過去数カ月で大きく落ち込んだ」と指摘。
さらに「住宅建設動向は引き続き減速することが予想され、これは住宅市場にとり好ましい前兆ではない。住宅市場は引き続き経済成長の足かせとなる」と述べた。
8月の住宅在庫は20万6000戸と、1968年8月以来42年ぶりの水準に減少。現在の販売ペースで8.6カ月分の供給に相当。
販売価格の中央値は前月比0.6%下落し20万4700ドル。2003年12月以来の低水準。前年同月比では1.2%下落した。
BNPパリバの米エコノミスト、イリーナ・シュルヤテエバ氏は「新築住宅の在庫は減少したが、依然として非常に高い水準にとどまっている。(抵当流れなどの)ディストレス物件が引き続き、新築住宅への需要を圧迫するとみられ、住宅価格は現在の水準からさらに5%下落し、その後安定するだろう」と述べた。
(ロイター)