中国人民銀行の金融政策委員である李稲葵氏は、中国経済はユーロ圏の債務危機問題にもかかわらず力強いペースで成長を続け、経済規模は2020年に米国を抜いて世界最大になるとの見方を示した。


 18日付人民日報(海外版)が報じた。



 その中で同氏は、世界的な金融危機 はほぼ終息したと指摘。また欧州の債務危機が二番底を招き、世界経済 の回復を損ねることはないとの見方を示した。



 さらに「欧州の債務危機問題が中国経済の着実な成長を減速させることもない」として、中国は外需への依存度を低下させていると指摘した。



 一方同氏は、最近の金融市場の混乱にもかかわらず、中国は経済構造改革を断行すべきと主張。改革を推進することで向こう10年間に年9─10%の成長率を達成できるとの見方を示した。



 また同氏は「人民元対米ドル相場の緩やかな上昇を考慮すれば、中国は2020年に米国を抜いて世界第1位の経済大国になる可能性が高い」と述べた。



 中国株式市場の圧迫要因の1つとなっている不動産市場抑制策については、中国当局は不動産価格の過度な上昇を引き続き抑制していくとの見方を示し、次の政策の重点は政府の住宅支援策にシフトするとの考えを示した。


(ロイター)