本日は建築の意外と言葉だけしか知られていない、ちょっとマニアック(いつも大体マニアックですが)な
所の御紹介をします。
議題は”トルシア型高張力ボルト”、別名”ハイテンションボルト”と現場では呼んでおります。
ハイテンションと聞くと中々フィーバーしそうなネーミングです。
建築の勉強をしていると必ず出てくる単語でもあります。
建築用語は複雑なので、簡単に説明します。
ハイテンションボルト(HTB)本来の意味。
日本語訳では、高張力ボルト。これは引っ張り荷重に対して特に耐久性を持たせて作られたボルトで、その分強く締め付けることができます。つまり、並みのボルトならねじ切れてしまうほどの締め付けでも耐えられるボルトということです。
トルシア型高張力ボルト
トルシアはトルク・シャーの意味で、トルク(回転力)によりシャー(切断)するという意味です。材質的にはハイテンションボルトです。昔はHTBを使用するときはそれに対してトルクレンチという締め付け力の測定用のもので一つ一つ必要な締め付け力でしめられているかチェックしていたのですが、主に鉄骨建築の現場では数量が半端ではないので、近年ボルトに細工をして専用の電動工具で締め付けていくと、必要な締め付け力が得られると同時に工具で掴んでいた先端部がちぎれて完了するようになったものが開発されたのです。
(ピンテールの破断)
っていうのはよくテキストや参考書等で見かける言葉、はっきり申し上げて何を言っているのやら・・・なんです!
論より証拠!!現場作業行っておりますのでご覧下さい!!
ボルトの締め付け(一字締め)を全数行います。
(写真上右)
チョークでボルトと鉄鋼平板にマーキングをします。
(写真上左)
ボルトの本締めを行います。本締めを行ったか、そうでないかの判断は”先程のチョークラインのズレ”を
確認する事としております。(梁一ヶ所でこれだけのボルトを締めるのでボルトの数半端じゃないんです)
(写真上右)
ボルトの頭の長さ短くなっているの分かるでしょうか!?これがピンテール破断です!!
最終的に破断の確認でボルトの締め付けが完了したことを確認しております。
以上ここまで見ていただいた貴方は建築の”マニアック”です。ありがとう御座います。










