いとしき九人の"表現者"たちへ ~情熱大陸鑑賞記~ | GG Times

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旧名:ソシペンス・ドラマ 「浪速の9人」、tk39fishのブログ

日本中が、いや韓国でもかなりの視聴者がいたと聞く昨夜の「情熱大陸」。
噂では昨日の最高視聴率をマークしたとかなんとか。
番組公式ツイアカも、まめに番宣ツイを流すなど、番組初の9人密着ドキュメントへの
力の入れようはハンパなかったですね。
内容のほうも、福岡Pの"ただの少女時代ファン"ではない一面が垣間見える構成でした。

政治の軋轢を、文化は超え得る。
彼女たちの元に集まった人・・・また、人・・・


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冒頭のこのナレーションからして刺さってしまいました。
こんな導入ではじまるK-POP番組を僕は見たことがありません。
ちょうど、この二つ前の記事で、コメント欄を含んで、Geeさんやcoilさんたちと
そういった類の話をしていたからかもしれません。
単なるアーティスト活動紹介に終わらせない、そんな気概を感じる導入。
案の定、日本デビューから、それまでの
華々しい活躍ぶりのレポートはわずか2分足らずで終わり、
急速に冷え切った日韓外交と音楽への影響について触れるとともに、
彼女たちのアイデンティティーの核心に迫るような問いかけをしてみせた。

「アイドルなのか?アーティストなのか?」
「なぜ、日本の舞台に立ったのか?」


この番組が、視聴者に受け止めて欲しいものが、この言葉に集約されているように感じた。

韓国での映像。睡眠時間も削って韓国カムバ活動の傍らで、日本ツアーの準備に勤しむ姿。
(いったい何時間、いや何十時間密着したのだろう?と驚愕)
限られた時間の中で新しくステージで披露する曲の振付を覚える練習風景。
パニは風邪にやられている影響なのか、振付を覚えきれない。
それでもわずか1時間ほどで、素人目には十分と思えるほどの完成度を見せる9人。
(余談だけど、振付師の人って、BoA子のバックダンサーとかしてた人じゃないかな・・・)

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パニの会心の笑みが、その後のつらそうな表情とのギャップが胸に迫る。
彼女は根っからの"ファンタジスタ"なのだと再確認した瞬間でもある。
一方、深夜と思しき時間に、移動するバスの中でテヨンが語った言葉は、
彼女たちにとって日本ツアーは楽しみである一方で、プレッシャーでもあることも
改めて教えてくれる。華々しい舞台の上の笑顔と、それを生み出すための苦しみと。

彼女たちがその華奢な背に背負っているものはなんだろう?

「BAD GIRL」のメロディーに載せて練習生時代の映像が流れる。
なんだか僕が、「ITNW」動画を4周年記念で作ったときと同じメッセージを感じた
(もちろん、こっちのほうが断然、素晴らしい編集だけどw)。


★【デビュー4周年記念】 少女時代 #96 「また巡り逢えた世界」

ジェシカの名前の横の表示に、ああ、まだ23歳なのだ。と愕然とする。
もちろん解っていることなのだけど、改めて数字で見せられるとドキッとする。
10代前半からひたすらにステージを夢見て、家族との時間や友人たちとの時間を
犠牲にしながら、彼女たちは今を生きているのだ。

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クリスマスイヴの夜。ジェシカが流した涙は、ただの嬉し涙ではない気がする。

あの涙を僕たちSONEは、どうすれば拭ってあげられるのだろう。

2012年の活動を聞かれて、スヨンは「あんまり満足してない」と言った。
もっと。もっと。日本で彼女たちが見せたいのは、ありのままの自分たちの姿。
プレッシャーの中、慣れない日本で前代未聞の14公演をこなした2011年も、
そして個別活動や海外活動に時間をとられた2012年も、
彼女たちに、そこまで求めるのは酷であることは、SONEなら誰もが理解している。
それでもなお、彼女たちは、もっと伝えたいと思っていたのだ。
僕たちがセカンドツアーで感じている「距離感の近さ」や「リラックス感」は
果たせなかった「明るい自分たちの姿を見せる」という願いを自ら叶えている、
その証なのではないかと思える。
ならば、僕たちSONEはその手助けをしなければ。もっと。もっと。

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自分らしさを表現するために、見えない場所で、弛まぬ努力を続ける彼女たち。

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見せたいのはその姿ではないだろう。けれど、僕たちはそれを推して知るべきだ。
そうすることで、ステージの上の輝きは何千倍にも何万倍にもなる。
その輝きを感じて、素直に喜びという感情で表す時、僕たちSONEは、
あのジェシカが流した涙を拭ってあげられるのかもしれない。

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「一部では去年、韓国のアーティストが日本での活動が少なかったのではないか?
 という意見もあるが、それについてどう思うのか?」
そんな質問を投げかけられたのは、末っ子ソヒョンだった。
はっきり言えばこれは相当意地の悪い質問である。
ソヒョンの主観で、多かった少なかったなどという浅い答もできただろう。
しかし、彼女はその問いかけの深層にあるものを読み取って、その先にあるものを見つめた。
「これは音楽だから。音楽には国とか、言葉が違っても問題がないと思います。
 音楽は心から(心で)聴いてることじゃないかなと思ってます。
 (だから)もっといい音楽を創りたい。聴かせたいです。」
自分に言い聞かせるように、何度も頷きながらそう答えるソヒョンに、
きっと多くのSONEが胸を熱くさせたに違いない。
日本だけでなくアジアで、欧米で、ステージの上から肌で感じてきた
彼女たちだからこそ、その言葉に圧倒的な重みがある。

マンネの自信に満ちたその言葉に、僕は"表現者(アーティスト)"たるソシの姿を見た。
ただそこに居て祀りたてられる"偶像(アイドル)"ではないと。

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本番直前の深夜まで、自分たちが表現したいものを、どう見せるかを延々と
真剣なまなざしで語り合う9人。誰かに演出してもらうのではなく、自分たちで"創る"のだ。
なぜ、そこまでして、そこにこだわるのか。
ホテルへ帰る車中で、日本(のSONE)への胸の内について訊かれたスヨンは、こう答える。
「舞台にいるアタシたちを、アーティストになった気持ちにさせてくれる」
それを得たいがために、彼女たちはこだわるのだと気付く。
この言葉を、冒頭のインテビューでユリが語った
「自分で自分のことをアイドルか、アーティストか判断はできないと思います」
という言葉に重ね合わせてみたとき、ひとつの答えが導き出される。

この番組が彼女たちに発した「소원을 말해봐?」。
その問いに「"表現者(アーティスト)"でありたい」と願った彼女たち。
そして日本のSONEたちは今、その願いを確実に叶えているのだ、という事実。

彼女たちにとって、SONEこそ"GENIE"なのだ。

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「音楽には、国境がないと思います。」

真っ直ぐにカメラを見据えて、そう最後に力強く語ったスヨン。
この短い言葉を今、口に出すその覚悟に、そして勇気に僕は惜しみなく拍手を贈りたい。
欧米のシンガーが同じことを語る以上に、そこには大きな決意が見える。
そして、それは希望的観測でもなく、理想論でもなく、
日本での2度にわたるツアーで彼女たちが、
その五感で感じた"確信"からくる言葉だと僕はそうとらえた。

この先、アメリカやヨーロッパ、そして韓国をはじめとするアジアのステージでも
その言葉を、同じように口にすることがあるだろう。
音楽に国境なんかないのだから。
けれど、考えてみて欲しい。全20回にも及ぶ舞台は、ここ日本にしかないのだ。
世界のどの国よりも、彼女たちの「"表現者(アーティスト)"でありたい」という、
その願いを叶えられる機会を、僕たち日本のSONEは与えてもらっているのだ。
なんと光栄なことだろう。

ならば、僕たちが世界中のSONEのためにも、やらねば。
ふたつ前の記事に書いたこの言葉を今一度、ここに記す。

「これから、欧米をはじめ、世界に向けて羽ばたいていく彼女たちが、
地元・韓国のSONEにも「なんか日本ツアーでひと皮剥けた!日本SONE、チェゴ!」と
喜んでもらえるように、僕たちは、このツアーを盛り上げていかないと、と思います。

天地がひっくり返っても、ソシは日本のアーティストにはなれないけれど、
日本での活動で自信をつけて、アーティストとしての実力と魅力が増したよねと、
日本のツアーってソシの歴史の中で、すっごく重要だったよねと、
後々言われるようなものにすることは出来るはず。

僕たちは楽しみながら、彼女たちの未来を作っていっているのです。
ソシと僕たちはひとつ。だから、SONEと呼ばれます。
楽しみを与える者と与えられる者ではなく、互いに与え合う存在。」

番組の最後にナレーターがポツリと言った、
「"音楽"と言う共通言語」で、ファイナルまで彼女たちと与え合っていこう。

彼女たちからは素直な情熱を。
SONEたちからは惜しみない사랑を。


次の季節にまた、見たこともない眩しい花を咲かせるために。

sosi,fightin' ! sone,fightin' !

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