原題は『SUNNY(써니)』。2011年5月に公開され瞬く間に口コミを中心に740万人を動員した本作。
相変わらずの閑散とした出雲の劇場でしたが(しかも客は僕を含め、男3人www)、
いい気分で帰ってきました。
この映画、昨年、ソウルに行ったとき、ちょうど公開直前で
街のあちこちにポスターが貼られ、TVでもCMが流れていました。
タイトルのせいで、とても興味をひかれたので、言葉は分らないけど見てやろうかと思いましたが、
公開初日が帰国日だったので、断念していたという思い出の映画でもあります(笑)

(この写真はちょうど公開2日目の5月2日に撮影しました)
1980年代半ばの韓国の風俗やファッション、音楽文化が、ストーリーに織り込まれたこの映画、
個人的には、その後のK-POPにも少なからず影響を与えたと思っています。
特に、直後の6月にリリースされたT-ARAの「Roly-Poly」。
アルバムタイトルにもあるジョン・トラボルタの「サタデーナイト・フィーバー」とは
やや時期を後にするし、映画の中でもDISCO文化は夜明け前といった感じなので
そこからのインスパイアではないかもしれませんが、この時代のノスタルジーが
T-ARAのブレイクに一役買ったといってもいいでしょう。
映画の随所に織り込まれる洋楽は、僕らの世代にはとても懐かしく心地良くて、
それだけで胸アツです(笑)
ソシペン的には1st Asia Tourでソニがカバーした「SUNNY」が耳に残ります。
原曲は1966年にボビー・ヘブによって世に送り出されましたが、
DISCO文化黎明期の1976年にBoney Mがカバーしてヒットさせたことで再び注目を浴びました。
(ソニがカバーしているのも、こちらのアレンジがベースのようです)
劇中でもダンス付きで要所要所で披露されますが、最大の見どころは
40代になった主人公たちが踊ってみせるクライマックスですね。
◆Boney M/SUNNY
Boney M. - Sunny - Disco '77
そしてシンディ・ローパーのデビューシングル「Girls Just Want To Have Fun」(1984年)。
これまた懐かしいメジャーソング。当時衝撃的だったこの曲は冒頭でちらっと流れるだけですが、
エンドロールには同じくシンディのセカンドシングル「Time After Time」(1984年)が
タック&パティのカバーバージョン(1988年)で、じんわりと沁みます。
YouTubeにもUpされていますが、ここでは本家を紹介しておきますね。
◆Cyndi Lauper/Time after Time
Cyndi Lauper - Time after Time (Live at Australian Idol)
そしてもうひとつ、劇中で流れる曲の中でK-POP好きとして印象に残るのは、
これまたT-ARAが今年の5月にリリースしたコンピアルバム
「ソナタ2012:ティアラが厳選した33曲の思い出旅行」でタイトル曲的にカバーMV化された
ナミの「빙글빙글(ピングルビングル)」。
これも原曲は1985年に韓国で大ヒットしたナンバーだそうです。
主人公の名前はここからきてるんですね。
◆ナミ/빙글빙글
나미 - 빙글빙글
◆「SUNNY」キャストバージョン/빙글빙글
써니 - 빙글빙글 (영화 `써니` OST)
◆T-ARAバージョン(バージョン2)/빙글빙글
티아라 (T-ara) - 빙글빙글 (Round and Round Ver. 2)
これなんかは、グルッと回ってT-ARAのところに再びつながった感じがしますね(笑)
SUNNYの映画とはまったく関係のない、懐かし名曲アルバム集でのT-ARAカバーですが、
実はアルバムのプロデュースには、映画の配給元であるCJ ENTERTAINMENTが絡んでいます。
(「I AM.」の配給会社ですね)
映画の内容はあまり細部に触れませんが、とにかく7人の主人公を演じる役者さんたちは、
子供時代(1986年設定)、大人時代(2011年設定)、いずれも本当にいい演技をします。
コミカルなシーンも沢山ありつつ、クライマックスに向けて緩やかに涙を誘い、
最後にはハートウォーミングな世界に。
自分の"あの頃"を回想したりしつつ、疎遠になっている昔の友人たちのことを思ったり、
まだまだあの頃の夢を追いかけてもいいかな、なんて気にさせてくれます。

(左上から右下へ。高校生時代役、現在役の順に:イム・ナミ役のシム・ウンギョンとユ・ホジョン。ハ・チュナ役のカン・ソラとチン・ヒギョン。チョン・スジ役のミン・ヒョリンとユン・ジョン。キム・チャンミ役のキム・ミニョンとコ・スヒ。ファン・ジニ役のパク・チンジュとホン・ジニ。ソ・クムオク役のナム・ボラとイ・ヨンギョン。リュ・ポッキ役のキム・ボミとキム・ソンギョン)
少しネタばらしをしますが、劇中で主人公たちのグループ「SUNNY」に敵対する
ライバルグループの名前が「少女時代(ソニョシデ)」(笑)
彼女たちは、その名前が"ダサい"と、後でグループ名を変えるのですが、
その名前が「FIN.K.L(ピンクル)」。K-POP好きにはたまらないネタですww
既に公開が終わった所もあるようですが、まだ見れる方は是非!
DVDで持っててもいいな、と思える1本でした。
【追記】
主人公ナミ役のシム・ウンギョン、DEEPなヒチョルペンだということですが、
なんと「Roly-Poly」の活動期にMBCの「ショー! 音楽中心」に出演した
T-ARAとの楽屋訪問ショットも見つけましたw

◆『サニー 永遠の仲間たち』予告編
『サニー 永遠の仲間たち』予告編