私が結婚してから4年ほど経った頃、妹から突然メールが届きました。
「彼氏ができて、赤ちゃんができた」と書かれていました。
妹には、かつて交際していた相手との間に妊娠し、中絶した過去がありました。
今回は同じことを繰り返したくないという気持ちがあったようで、
「どうしよう、どうしよう」と動揺した様子で、数ヶ月もの間、父には打ち明けられなかったそうです。
そして妊娠中期に差しかかる頃、ようやく父に報告したと聞きました。
その後、私のときと同じように、彼に入信してもらい、入籍をしたそうです。
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私が妹の旦那さんとなった人と初めて会ったのは、一時帰国で母の家に立ち寄った初日のことでした。
それが初対面であり、初めての会話でもありました。
彼は妹の10個年上の人でした。
入籍したときも、妹が出産したときも、私は彼と一言も言葉を交わしていませんでした。
これって普通なんだろうか?
そんな疑問を抱えながらの一時帰国の時期を迎えました。
まさか、長旅で疲れてようやくたどり着いた夜、母の家での
「初めまして〜」と軽く言われた一言が、
妹の結婚に関する挨拶だったとは……
私の感覚では、まったく追いつけませんでした。
あまりにもカジュアルすぎて、「家族にとっての節目の挨拶」としては到底思えなかったのです。
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さらに驚いたのは、その数ヶ月後の秋。アメリカに戻った私の元へ、妹から「結婚式したよ〜」というメールが届きました。
私はその結婚式に——招待されていなかったのです。
欠席したのではありません。最初から呼ばれていなかったのです。
メールには、何の気遣いも感じられない言葉とともに、
お寺での挙式やホテルでの披露宴の写真が何枚も添付されていました。
そこには妹夫婦と、母、弟、親戚たちが並ぶ写真が写っていました。もちろん、私の姿はどこにもありません。
さらに、母からも同じように、結婚式の写真付きのメールが届きました。
私は混乱しました。
どこから怒ればいいのか、何に対して悲しめばいいのか——
あまりの衝撃に、頭の中が真っ白になったのを覚えています。
ちなみに、父は私の結婚式のときと同様、式の前に暴れたそうで、最終的に出席を辞退したとのことでした。
その点については妹に同情もしました。
けれど、それでもやはり納得できませんでした。
妹が、私を招待すらしなかったこと。
母が、「姉を呼びなさい」と一言も言わなかったこと。
弟が、何も声をあげなかったこと。
この3人に対して、私は言葉にしきれない感情を抱きました。
私は妹に怒りをぶつけました。
母にも、「なぜ妹に、きちんと招待するよう伝えなかったのか」と問い詰めました。
「私は傷ついた。謝ってほしい」と伝えても、返ってきたのは
「もう謝ったでしょ!」という言葉だけ。
そこに、誠実さは感じられませんでした。
さらに驚いたのは、
「父より姉を優先して招待するのは筋が通らない」と、妹の夫の母や、私の実家側の本家が言っていたという話を持ち出されたことです。
妹は、「だってお姉ちゃん、昔“お父さんが出るなら披露宴には行かない”って言ってたじゃん」と言いました。
それは、私が赤ちゃんだった娘を守るために“もしもの話”として言っただけのことで、前提も時系列も違う。
そもそもその時点で、妹に交際相手がいるなんて話は聞いてもいなかったのです。
母は母で、「あの時は私だって大変だったのよ。叔父(私たちの母の弟)も出席できるかどうかわからなかったし」と言いました。
そして、「もうあなたたちは大人なんだから、他人同士のようなものよ」
と、私の心を突き放すような言葉を並べました。
——叔父のほうが、姉である私よりも招待される優先順位が上なの?
私は、そんなに妹にとって「扱いにくい」「遠慮すべき存在」だったのでしょうか?
私は「してあげた」なんて言いたくない。
でも事実として、私は妹が専門学校を長期休んだ時(母の家でが原因で)には親代わりのような思いで付き添い、
家族を扶養できるよう必死に働き、できる限りのことをしてきたつもりでした。
……それは、一体なんだったのだろう。
私は思いました。
私の承認欲求が大きすぎるのでしょうか?
私の感情はそんなに寄り添うこともされない
そういうものなのでしょうか?
この出来事をきっかけに、私は父だけでなく、
母、妹、弟——家族全体と、さらに距離を感じるようになっていったのです。
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