高校2年の夏、理由は思い出せないのですが、また父が家で暴れました。
暴力はこれまで何度も経験してきたけれど、
このとき私は「もう、これは自分が動くしかない」と思いました。
でも、相手は“親”です。
親を警察に訴えるなんてこと、していいんだろうか?
そう考えると、食事も喉を通らず、胸の中は重たいものでいっぱいでした。
それでも私は、決意を固めて、
一人で区内の警察署へ相談に行きました。
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そのときの父の暴力は、4発ほど殴られた程度だったと思います。
感覚が麻痺していたのかもしれません。
「これまでの中では軽い方」と感じてしまっていた自分もいました。
でも、暴力は暴力です。
私は、自分の状況を整理して警察に話しました。
今までの事も話しました。
本当に、勇気を振り絞って伝えました。
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けれど、そのとき警察の人に言われた言葉は——
「お母さんと今度一緒に来てね。」
それだけでした。
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母が動かないからこそ、私ひとりで来たのに。
あの瞬間、心の底から失望しました。
看護師さんの「あなたが悪いんでしょ」という言葉に続き、
今度は警察までが私を助けてはくれなかった。
この国の“弱い人を守るための仕事”をしている人たちは、
本当に、誰を見ているんだろう。
そう思った日でした。
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