NHKの朝の連続テレビ小説、もうここ何年も遠ざかっていましたが、
現在放送中の『おむすび』を観ています。
オンタイムでの視聴ができない日もあるので、
NHKのアプリにて、週末にまとめて観ています。
主人公・結が高校生の頃を描いた「糸島編」は、
土曜日放送のふりかえりだけで済ませてしまった週もありますが、
「専門学校編」からは、月~土曜日の6本を毎週視聴。
私が30代前半に、栄養士養成課程のある短大(現在は4年制大学)に
通っていたこともあって、
モリモリ(結の同級生・森川学)にも注目していました。
・在学時の年齢が40代(モリモリ)と30代(私)
・同じクラスに男性学生はモリモリひとりだったのに対して、
私の在学時は3人在籍(3人とも卒業しました)
などなど、多少の違いはありますが、
自分も、あんな感じだったのかなぁ、
と懐かしく振り返りながら、興味深く観ていました。
劇中、授業内での栄養指導のシミュレーションにて、
学生時代に演劇部だったいうモリモリが、
かなりブチ切れた患者を演じた場面もありました。
私は短大在学時に、演劇サークルに所属しており、
栄養指導のシミュレーションでは、
自身のイメージをもって、患者になりきって臨みました。
あそこまで、ブッ飛んだキャラは演じませんでしたが、
助手の先生に褒めていただいたことも懐かしい思い出です。
現在の放送は「病院管理栄養士編」。
糖尿病、潰瘍性大腸炎、摂食障害、すい臓疾患、
と、いろいろな患者が登場しています。
私も総合病院勤務経験があることから、
こちらも興味津々です。
ネットでのニュース記事を見ると、
『おむすび』に対して、否定的な声も少なくないようです。
1回15分、6ヶ月間の放送では、
描かれている場面が急に数年後に飛んだり、
話の展開が早かったりと、
ひとつひとつの栄養士業務や、
ひとりひとりの患者さんへの対応を丁寧に描くには、
時間が短いのだろうな、とたびたび感じます。
このドラマへの見方・評価は、人それぞれかと思いますが、
私は、『おむすび』を通して、
栄養士の存在が、多くの方々に認知いただければ、
それで良い、と考えています。
令和4年度時点で、栄養士免許交付数は100万件を超えています。
(厚生労働省 栄養士免許交付数の推移より)
現在、栄養士として活動されていない方々、
鬼籍に入られた方々もいらっしゃいますが、
1000人に1人にも満たない、
極めてレアな職業というわけでもありません。
栄養士の存在を身近に感じていただける日が来ること、
それを心から願っています。
『おむすび』に関して、書きたいことが出てきましたら、
またの機会に触れたいと思います。
追記
気が付けば、年が明けて、はや1ヶ月半。
後れ馳せながら、2025年も、よろしくお願いいたします。