ブログネタ:嫌いな食べ物 参加中ウニが苦手です。
あの姿かたちはユニークでかわいらしいのですが、
食べるのはダメなんです。
あの味に合わない、馴染めないんですね。
病院にて、患者さんの給食管理をしていた頃の話。
ある日の夕食、
常食(治療目的ではない、普通の食事)の主菜(メインのおかず)に、
白身魚のウニ焼き
が出ました。
白身魚の切り身に、
瓶詰のウニペーストを塗って、
焼いたものです。
そこは600床ある病院だったので、
提供する食数も多く、
食札(患者さんのお名前と食事の種類※が書かれた、ケース入りの札)が乗ったトレイを
ベルトコンベアで次々と流し、
ベルトコンベアの脇に立っている調理師の方々が、
食札を見て、
それに見合った料理を
トレイに乗せていきます。
※食事の種類
常食の他に、糖尿病食、肝臓病食、術後食など、
病名などの付いた、さまざまな種類の食事がありました。
ベルトコンベアで
一番最初に流すのは、
「配膳前検食」と書かれた食札が乗ったトレイ。
「配膳前検食」とは、
調理の仕方、火の入れ具合、固さなどが適切か?
など、これで配膳をしても良いかどうかを、
栄養士が確認するための食事です。
配膳確認のために、
いつもベルトコンベアの一番先頭に立っていた僕は、
配膳前検食のトレイを手にすると、
事務室にそれを持って行き、
全ての料理を一口ずつ食べて安全を確認した後、
確認作業に戻っていきました。
患者さんの中には、
治療に使う薬やアレルギーなどの理由で、
食札に禁止食品を書いてある人がいます。
(「納豆禁」、「青魚禁」など)
その日は、いっそのこと、
配膳前検食の食札に
「ウニ禁」
と書いて、ベルトコンベアに流そうかとも思いましたが、
調理師さんたちに怒鳴られそうなので、
頭の中で却下しました

結局、ウニペーストが乗った魚を一口食べ、
配膳が終わるまで持ちこたえましたが、
その後30分間、
胃に入れてはいけないものが入ったショックで、
自分のデスクにて再起不能に陥っていました
