「石麻呂(いわまろ)に われもの申す

  夏痩(や)せに よしといふ物ぞ

   鰻(むなぎ)とり食(め)せ」

           (『万葉集』より引用)


流れゆく時の中で-201107291718000.jpg


冒頭の和歌は、

大伴家持(おおとものやかもち)が、

夏痩せで困っている友人の石麻呂氏に、

鰻を捕ってきて食べるよう勧めたものです。

(ちなみに、

 「だからといって、鰻を取るために川に入って流されるなよにひひ

 といった趣旨の歌も万葉集に収載されています)


その頃から、

鰻は夏痩せ、夏バテに効果がある食べ物だと

知られていたのでしょう。


鰻には、たんぱく質や多種類のビタミン、ミネラルが豊富に含まれていますが、

その中で今回取り上げるのは、

ビタミンB1。


ビタミンB1は、

糖質(炭水化物)をエネルギーに変える際に必要な栄養素です。


これを意識して摂ることで、

夏痩せ、夏バテのリスクを減らし、

ひいては熱中症にかかる危険性を少なくしよう

というわけです。
(注:ビタミンB1を摂れば、夏痩せや夏バテが完全に防げる、
   ということではありません)


うなぎ――うな重――うなぎ――うな重――うなぎ――うな重――うなぎ――うな重――うなぎ――うなぎ犬



さて、以前、『熱中症対策~2~』 に、

「暑くなると食欲が落ちて、

 冷たいもの、のど越しの良いものに偏って食べてしまう」

といった内容のことを書きました。


冷たい麺類蕎麦、アイスクリームアイスクリーム

ジュースジュースorangeやスポーツドリンク類スポーツドリンクなどなど。


決して食べないで(飲まないで)ください

ということはありませんが、

食欲がないからといって、

そればかりになってしまうと、

糖質に栄養が偏ってしまいます。


エネルギーの素となる糖質を多く摂ると、

必要量が増えるのが、

糖質を処理するビタミンB1。


糖質と併せてビタミンB1もしっかりと摂ってエネルギーを作り出す。


そうして、夏痩せ、夏バテのリスクを減らし、

暑い夏、今年の場合は大規模節電の夏を

元気に過ごしていきましょう!!




では、ビタミンB1は、何に多く含まれているの?


ビタミン剤やサプリメントで補うこともできますが、

私としては、食べ物から摂ることをお勧めしたいです。
(サプリメントは「栄養補助食品」ですが、ここでは「食べ物」から除外します)


冒頭、写真で登場した鰻のほかには、主だったところとして、

動物性食品……豚肉

植物性食品……大豆、胚芽、にんにく etc.

(もっと詳しくお知りになりたい方は、

 書店の料理、あるいは家庭医学のコーナーで探してみてください)


多くのエネルギーを必要とするスポーツ選手への献立では、

肉は豚肉を中心に使うことが多いのです。


うなぎ――うな重――うなぎ――うな重――うなぎ――うな重――うなぎ――うな重――うなぎ――うな重


明日、8月2日は、

今年2回目の土用の丑の日。


鰻を召し上がりながら、

夏の暑さと戦っている

ご自身の体をいたわってみては

いかがでしょうか。