なんだか、やるせない...。りっちゃん...。 | AKB48 LIFE

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アイドルグループなしの人生なんて...退屈である。

AKB48川栄李奈、卒業発表!
さんざん、AKBのサプライズを生で立ち会ってきたが...。今回ほど、やるせない、気持ちになったのは初めてだ...。

しのぶからメンバーの組閣発表があってから...。最後に、「川栄李奈、卒業」という一言が会場に響き渡っとき、なんとも言えない重い空気が流れた...。

そして、りっちゃんから

「去年に事件があって、私はその後、握手会に出れなくなりました」と言い...握手会で起こった襲撃事件が尾を引いている事を明かした。

そして、とつとつと、「周りは気にするなって言うけど、自分では気になってしまって。
AKBは握手会を大切にしているけれども、私は出れなくて、これからも出ることはできない」

とずっと抱えていた悩みを語った。そして、握手会に出れないことはAKBを全うできないとも...(おバカキャラなんどけど、人一倍責任感が強いメンバーなんだよね)。

これを会場で聴いていて、本当に胸が苦しくなった...。なぜゆえ?彼女がこんなに苦しみ悩み続けなければならないんだと...。日本、いや世間っていうやつは被害者がさらに損をしてしまうものだと痛感した。

特にりっちゃん推しのヲタにとってはまさに断腸の思いだったはずだ。握手会になんか出て来れなくたって、TVやコンサートで元気な姿を見れればイイと思い支え続けてきたヲタにとっては辛すぎる卒業発表だったかもしれない。

この「無償の愛」とも呼べるファンの気持ちは痛いほどりっちゃんには届いていたはずだ....。でも、やっぱりAKBにとって握手会は切っても切れないファンとの交流の場。そこに出れないもどかしさを抱えたまま活動を続けるのは責任感の強い彼女には耐えられなかったのかもしれない。

「まだ、早ぇよ~」との思わず吐露してしまった高みなの言葉が胸を刺す。本当にこれからのAKBを背負って立つ中心メンバーの一人であり、AKBで更なる研鑽を磨くメンバーだったのに...。

こんなにも早く、卒業してしまうなんて...。

りっちゃんを応援したい
唯一の救いが彼女が

「お芝居することがすごく好き」と気づいたという川栄は「私はAKB48のメンバーじゃないと通用しないと思うので、一から頑張りたいと思いました」

と前向きに語ってくれたこと。

昨年の総選挙もそうだが、彼女の言葉は重みがあって力強い。ほんとうに、強い子なんだな。でもその強すぎる責任感が彼女を苦しめているのかもしれない。

どうか、キャラであるりっちゃんのように少しは無責任に周りをを頼って甘えてほしい。そして、悩みと苦しみを抱え込まえないでほしい。

「彼女を守れ切れなかった...」とファンは考えてしまうかもしれない...。でも、りっちゃんにはファンたちの愛は届いているよ。届いているからこそ、新しい道を歩み出そうとしているんじゃないのか?

きっとイイ女優さんになると思う。いや、なるでしょう。彼女を決断と未来を心から応援したい。



※それにしても、こんなにもツライ卒業発表ははなかったな...。おめでとうとも頑張ってとも言えない、もどかしさ。彼女が苦しみ、ファンが悲しむこの理不尽な理由に怒りさえ覚えた。

たった一人の異常者の一瞬の出来事がこんなにも多くの人を苦しめるなんて...。

マジで、今日ほどAKBのいやアイドルファンを辞めたい。いや逃げ出したいと思ったことはなかった。楽しく幸せな時間を共有するためにアイドルとファンは存在するのに...。

組閣や移籍、いやスキャンダルなんてちっぽけなことと感じるほど辛かった。なぜ、辛いか?それは、そこにりっちゃんの背負う責任が何もないからだ。

そして、責任も罪もない人間を批判するアホが世の中に大勢いることを改めて知るからだ。