豆腐の角に頭をぶつけて死ね
皆さんコンバンハー
朝に見てる人も、昼に見てる人もいるでしょうけど
とりあえずコンバンハ言われとけ
まず最初の危険な日本語
「穴どろ」という古典落語をご存知だろうか?
その落語に出てくる台詞
大晦日だというのに、金の無い男に妻が言い放った一言
豆腐の角に頭をぶつけて死んじまえ
えーっと……
んじゃまぁ、とりあえず……
用意したのは、木綿ごし豆腐と絹ごし豆腐
すまん弟よ!!
聖なる実験の為に死んでくれ!!
さっそく買ってきた豆腐2丁
湧水亭という豆腐屋の豆腐が好きなのだが、ちょっと高いし遠い
それに、食うんじゃないからいいや
豆腐の角を凶器としてさらに磨きをかけるべく、慎重に包丁で尖らせていく
絹ごしの柔らかさに悪戦苦闘しながらも尖らせ完了
(;´∀`)・・・うわぁ・・・ こりゃ痛いべ
さて、いささか簡単ながらも、準備は出来た
足音を立てぬ様に弟の部屋に侵入
寝息を立てて、ぐっすり就寝中だ
犯行を目前にして、弟との思い出が頭の中を巡る
……情に流されるな俺!
……今更後には退けない!
……この為に、210円も使ったんだ!
こうして「豆腐の角に頭をぶつけて死んじまえ」という言葉を実践する覚悟を決めた
豆腐を持つ手は震えていたが、後悔は無い
絹ごし豆腐を、寝ている弟の顔に目掛けて落とした
「ぐちゃっ」
鈍い音がした
続けて木綿ごし豆腐……
「ぐちゃっ」
正直、豆腐がぶつかる瞬間を凝視する事は出来なかった
恐る恐る弟の顔をみると
……真っ青
……いや、真っ白ではないか!!
すまん弟よ!
なんということだろう
弟は生きていた
結果を報告しよう……
豆腐の角に頭をぶつけても死なないばかりか
殴られる
という事がわかった
やはり
豆腐の角に頭をぶつけて死んじまえ
は、危険な日本語だったと言えるだろう……