おはようございます!クラミーです!

最近、お金に対する不安を煽るような記事をよく見かけますが、

実際、市場の消費が落ち込み、景気が冷え冷え状態になってくると所得や給料が下がって来ますのでより一層不安になりますよね。

で、僕自身も30代になり、そろそろ本気で投資について学んでいかないとヤバイと実感してます。

例えば、株式投資の場合、どのくらいの収益を期待しますか?

 

で、今日のテーマは、「CAPMとは?」です。

 

目次

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1.資本コストとは

2.CAPMとは

3.CAPMの計算方法

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1.資本コストとは

まず、株式会社は、「資本コスト」を上回る儲けを上げないと成り立ちませんよね。

「資本コスト」とは、会社に資本を提供している株主や債権者から期待されている収益率のことを言います。

 

ここでは、株主からの期待収益率である「株主資本コスト」にフォーカスして述べます。

ここでのポイントは、株主資本コストは、推計できるのです。

株主資本コストには、求める数式があり、金融市場から入手した数値を代入することで計算することができます。

 

2.CAPMとは

CAPMとは、Capital Asset Pricing Model=資本資産価格モデルのことで、

1960年代に経済学者のウィリアム・シャープらによって提唱されました。

CAPMは、金融商品の期待収益率を求めるモデル式です。

現在では、多くの株式投資家から株式の期待収益率を推計する際に広く使われています。

 

3.CAPMの計算方法

株式の期待収益率(γE)は、

・リスクの全くない投資対象なら何%で増えるか

・リスクを取るならどのくらいの上乗せでリターンが欲しいか

のふたつに大きく分かれます。

 

リスクフリーレート:リスクが無い=確実に期待できる収益率

・リスクプレミアム:リスクを取った分だけ上乗せするプレミアム

 

また、個別の株式のリスクプレミアムは、市場全体のリスクプレミアムに係数をかけたものに分解できます。

市場全体のリスクプレミアムとは、市場にあるリスク資産全てを各銘柄の時価総額の構成比で購入してできたポートフォリオに投資するときに期待するリスクプレミアムのことです。

以下の式で表すことができます。

 

個別株のリスクプレミアム係数(β)×マーケット・リスクプレミアム

 

例をあげると、

東証株価指数(TOPIX)に連動するインデックスファンドに投資するとしたら、国債より何%儲けを期待するかがマーケットリスクプレミアムにあたります。

 

また、係数(β)は、

ある個別株式の収益率が、株式市場全体の収益率に対してどのくらい連動して変化するかを表す係数です。

 

図で表すと、直線の傾きがβ(ベータ)で、β>1 の時(すなわち傾きが急)は、市場全体(この図の例でいうとTOPIX)の値動きよりも敏感に反応する個別株(この図の例でいうとK社)であると言えます。

反対に、β<1 の時(すなわち、傾きが緩やか)は、市場全体(TOPIX)の値動きよりも鈍感に反応する個別株(K社)であると言えます。

 

ちなみに、公開企業のβの値は、証券取引所や日本経済新聞、ロイターなどがそれぞれ独自のデータを出しているので確認してみてください。

 

で、上記の係数(β)、CAPMの式を用いて、最終的には、株式期待収益率(γE)を

算出することができます。

これが、個別株式のリターンが市場全体の株式のリターンに対してどの程度連動するかを考える一つの指標となります。

 

以上、「CAPMとは」でした!

 

では、また〜♪